●掲載日:2021年9月1日
大阪府に本社を置く小林製薬株式会社さまは、「“あったらいいな”をカタチにする」のスローガンでもおなじみです。その子会社として設立された仙台小林製薬株式会社さまは、宮城県大和町の工場で医薬品、医療機器、芳香剤と、幅広く製品を生産しており、グループの中でも最大級の生産拠点です。
仙台小林製薬株式会社さまには、ベガルタ仙台の復興支援サッカーキャラバンなどの活動にご協賛いただいています。きっかけや、実際の活動を通じて感じたことなどについて、代表取締役社長 南慶宜さまと、同 人事労務グループ グループ長 小清水大樹さまに、お話をうかがいました。(以下敬称略)
——ベガルタ仙台と2021年からスポンサーシップを結んでいただいたきっかけについて教えてください。
南(写真左) 小林製薬グループとしては、2011年の東日本大震災発生以降、宮城・東北の地で社会貢献に取り組んでいます。たとえば復興支援事業の一環として、仙台市若林区の貞山運河で、これまでに延べ700本の桜の植樹活動を行っております。
仙台・宮城の地に主たる生産工場を持つ当社としてはもっと何かしたい、と思っていたなかで、ベガルタ仙台さんが地域貢献活動をしているというお話をうかがいました。
——復興支援サッカーキャラバン、宮城東北ドリームプロジェクトに協賛いただいています。前者については、6月21日に富谷小学校で実際に活動をご覧になったそうですね。
南 はい。感動し、心が洗われるような思いでした。やはり子どもたちが楽しんでいる姿を見るのはとてもうれしいし、微力ながら、笑顔になる、楽しんでもらえることの一助になっている喜びや、誇りを感じました。
帰りも興奮気味に、小清水ともうひとりのスタッフと本当に良かった、とずっと話をしていたくらい、とても感動しました。
——御社内のスポンサードに対する反響はいかがでしょうか。
南 チームのポスターを工場の入口や食堂、廊下に貼らせてもらいました。Jリーグクラブのベガルタ仙台のスポンサーになったんだと、社内的にも盛り上がりを見せています。
小清水 実際に試合観戦に行った社員からも「場内の大型ビジョンに社名が出たときに、鳥肌が立ちました」とよく聞きます。試合会場で自分の勤めている会社の名前が露出することがとてもうれしい、という反響につながっていると思います。私が一人でスタジアムに行ったときに、偶然、隣の隣の席に社員が応援に来ていたことをあとで知ったこともあります(笑)。
南 ビジョンに社名が映ったときの写真を送ってくれる社員もいるんですよ(笑)。
——これからのベガルタ仙台に期待していることや、取り組んでいきたいことを教えてください。
南 我々が社会貢献をしようと思っても、なかなかできないこともあるのですが、ベガルタ仙台さんのようなJリーグクラブは知名度が抜群にあり、選手をはじめ、経験豊富なスタッフの方々が多くいらっしゃいます。社会貢献についてのリソースもたくさん持っている組織だと思います。我々は知名度もなければリソースもないのですが、タッグを組ませていただくことで、これまでにない新しい活動ができるようになりました。
今後も地域の活性化や、地域の方々が笑顔になれるような活動をさらにご一緒できると一番ありがたいと思っています。
ご協賛いただいている復興支援サッカーキャラバン、宮城東北ドリームプロジェクトの様子を「子どもたちの笑顔を見ていると、大人も一緒に笑顔になれるんです」と振り返る南さまも笑顔でした。地域を元気にする活動がさらに広がるよう、ベガルタ仙台とともに前へ進みます。
●取材日:2021年7月15日