●掲載日:2021年7月28日
「お菓子を通じて、楽しさや夢、健康をお客様に伝えられるように」——その思いとともに、様々な事業を展開するカルビー株式会社さま(以下、カルビー)。“ポテトチップス”、“じゃがりこ”といったスナック菓子や、シリアルの“フルグラ”の製造・販売でお馴染みのカルビーがベガルタ仙台との取り組みに託した思いなどについて、カルビー株式会社 セールス&マーケティングカンパニー 東日本営業本部 東日本支店 支店長 國枝夏来さまにお話をうかがいました。(文中敬称略)
——ベガルタ仙台とのスポンサーシップのきっかけを教えてください。
國枝 今年で東日本大震災の発生から10年を迎えました。この節目で何かに取り組みたいと思っていたなかで、ベガルタ仙台さんから、いろいろな取り組みのお話をいただきました。地元のサポーターの多いチームを通じて、私どもの商品をご提案することで、東北のみなさまが元気になっていただけるようにと、ご一緒させていただきました。
——様々な取り組みについてうかがいます。Twitterを活用したものとして、ハッシュタグをつけての拡散によるお菓子プレゼント企画の反響はいかがでしたか。
國枝 これまではプロ野球のように、リーグや機構とご一緒した取り組みが多く、東日本支店として単独チームとの企画はこれが初めてでした。実際にリアルタイムで効果の確認をさせていただけますし、お客様の声も届きやすいと感じています。これからさらに反響が広がるのが楽しみです。
——ホームゲームの試合日には“カルビースマイルタイム”と題して、ユアテックスタジアム仙台の大型ビジョンをとおして、サポーターの方々にアピールしてもらうイベントがあります。
國枝 サポーターの方に盛り上がっていただいて、当選されてビジョンに映った方々の笑顔を拝見しました。スナックを通じて喜んでいただける姿を見ることが、私たちにとっては非常にうれしいことです。
——5月30日のセレッソ大阪戦では、1200個のお菓子すくいイベントを実施しました。
國枝 わずか1時間で用意していたお菓子がなくなったということで、お客様が楽しんでイベントに参加してくださってよかったと思っています。こうした企画と反響を積み重ね、また継続してイベントをご一緒できればと考えております。
——また、アカデミーの寮に“フルグラ”をご提供いただき、若い選手の食育をサポートいただいています。
國枝 もともと“フルグラ”については食物繊維を中心とした栄養がとれて、そこを通じて朝食をしっかりと食べていただこうという思いで製造・販売してきました。そこを踏まえて、ベガルタのアカデミーの方々に、朝食からしっかり栄養をとっていただきたく、フルグラを提供させていただいています。ここから、他の若い世代の方々がしっかり朝食を食べながら健康になれる体作りに役立つように広がっていければ・・という思いがあります。
——これからベガルタ仙台に期待していること、取り組んでいきたいことを教えてください。
國枝 2021年4月からのいろいろな取り組みを通して、サポーターの方々から大きな反響をいただいております。今後については、地域密着、社会貢献の中で、イベント企画等々を一緒にやらせていただけることで、この活動がもっと広がりを見せればと願っております。
スポンサーシップが発表されたときには、サポーターから大きな反響があり、“ポテトチップス”や“じゃがりこ”をPRしてくれたことに驚いたという國枝さま。さらに笑顔の輪が広がるように、これからの展開にもご期待ください。
●取材日:2021年7月5日