PLAYERS FILE HOMEMATCHDAY PROGRAM
「V PRESS」

　仙台で3シーズン目を過ごすことを決意したFW7中島元彦は、これまで以上にチームを引っ張る役割を意識している。「嫌な役回りになるかもしれませんが、練習で緩んでいると感じたときは、自分が引き締める声を出せるようにならなければ」。その覚悟を、開幕してからもプレーで示し続けている。

　FWからボランチまで多くのポジションで能力を発揮する中島は、今シーズンここまではFWでプレーしている。近距離から長距離まで、両足どちらからでも強いシュートを狙うのはもちろんのこと、遠くの味方に確実に届けるパスも凄みを増した。足腰の強さを生かして相手の寄せを跳ね返し、ゴール前に抜け出す動きも光る。そしてこれまで以上に相手のボールホルダーに寄せる守備も鋭くなった。

　J2第2節・長崎戦では、鋭いFKからDF5菅田真啓のゴールをアシスト。自身もあと少しでゴール、という決定機をここまでも何度も作っている。強い覚悟を胸に走り続ける中島は、このホーム開幕戦で、シーズン初ゴールを狙う。