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「V PRESS」

　大宮の強力な攻撃陣の中で、高い技術とシュート力を発揮する脅威の存在。FW29カプリーニは警戒すべき選手の1人だ。

　ブラジル出身。母国のクラブでキャリアを重ね、2023シーズンから当時J1の横浜FCに完全移籍してJリーグへ。開幕戦から出場し、同年のJ1第32節・鳥栖戦で初得点した。横浜FCのJ2降格後もチームに残り、2024シーズンはJ2リーグ戦全38試合に出場。7得点など活躍し、チームの1年でのJ1復帰に大きく貢献した。そして今シーズンからは、J2に昇格してきた大宮に完全移籍。攻撃を引っ張る役割を果たしている。

　カプリーニは利き足の左足からパワフルなキックを放つことができて、遠目の距離からも積極的にシュートを打ってくる。また、前への推進力や、密集地帯でのターンなど巧みな身のこなしで相手DFのプレッシャーを個人でかわし、ゴール近くにボールを運べる。遠近両方の距離からゴールに関わる仕事ができるカプリーニは、前節・磐田戦で2得点して調子を上げて仙台に乗りこんでくる。