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「V PRESS」

　今シーズン、ここまでチームトップの9得点。山形の多彩な攻撃を締めくくるストライカーが、FW90ディサロ燦シルヴァーノだ。

　2019年に法政大学から当時J3の北九州に加入し、ルーキーイヤーに7得点するなどしてチームのJ2昇格に貢献。2020シーズンのJ2でも18ゴールを叩き出し、J1の清水へ移籍した。2022シーズン途中に山形に期限付き移籍すると、ハーフシーズンで8点を記録。清水と湘南を経て、2024シーズン途中に今度は完全移籍のかたちで再び山形へ。8ゴールで後半戦の大躍進を引っ張った。開幕から山形でプレーする2025シーズンも、エースとしての存在感を見せている。

　味方のパスに対する反応が速く、パスを受けシュートに持ちこめる位置へ素早く走りこむ。ワンタッチでのシュートも、相手の重心の逆を突いたり、意表を突くヒールキックをしたりと選択肢は豊富。ゴール前で技術、位置取り、冷静さを発揮する点取り屋は、仙台との前回対戦である第19節に1得点した。仙台は今度こそ、確実にこのFWを止める。