PLAYERS FILE AWAYMATCHDAY PROGRAM
「V PRESS」

　仙台でも2018年に活躍したMF6矢島慎也は、相手に回せばとても怖い選手であることをここ数年プレーで表している。今回の顔合わせでも、山口の要注意人物だ。

　浦和ユース出身。2種登録選手を経て、2012シーズンからトップチームに昇格した。岡山への期限付き移籍やG大阪への移籍を経て、2018年の後半からは仙台へ期限付き移籍。このときに天皇杯準決勝で得点するなどして、同大会の準優勝に貢献している。その後G大阪に復帰し、近年は大宮、山口と、J2のクラブで主力として活躍を続けている。

　矢島の特徴はパスセンスの高さで、特に深い位置から中・長距離パスを展開して味方を効果的に動かし、攻撃をコントロールできる。ここぞという場面では、自身もゴール前に飛び出して得点を狙う。

　仙台にとっては2021年から3シーズン連続で、この矢島にゴールを破られていることが厄介だ。これ以上、取られるわけにはいかない。そして、矢島からのパスのコースも、高い強度のプレッシャーによって塞ぎ、山口の攻撃を封じたい。