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「V PRESS」

　水戸の点取り屋であるFW15木下康介は、多彩なゴールパターンで得点を重ねる。仙台にとっても、最もゴールから遠ざけなければいけない相手だ。

　横浜FCのアカデミー出身。ユース時代の2012年にはトップチームの2種登録選手となった。高校3年次にドイツへ渡り、以後スウェーデンやベルギー、ノルウェーでプレー。2021年の夏に浦和へ加入し、Jリーグの舞台へ戻ってきた。今季は水戸へ完全移籍し、エースとして活躍を続けている。

　身長190cmの大型FWだが、ヘディングもさることながら足下でのシュートセンスに優れる。今季のここまでに決めている11ゴールも、うち10点が足で決めたもの。仙台と今季の明治安田生命J2リーグ第2節で対戦したときには、最終ラインの背後を斜めのランニングで突いて、先制ゴールを蹴りこんだ。動き出しの速さもまた、木下の強みだ。

　配球役の選手も多い水戸の攻撃的スタイルは、木下の動き出しとの相性も良い。仙台はこの大型ストライカーを食い止め、水戸の攻撃の勢いもなくしたいところだ。