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　言わずと知れたスーパースターだ。スペイン代表としても名門バルセロナの一員としても活躍したイニエスタが2018年夏、Jリーグへの挑戦を決めたときは、驚きを持って迎えられた。そして、彼はその期待に違わない活躍ぶりを、この日本で見せ続けている。

　1996年にバルセロナのユースに加入し、プロ生活も2002年のトップチームデビュー以来2018年までバルセロナで続けた。クラブチームではスペインのリーグ戦で9回、国王杯で6回優勝、さらにUEFAチャンピオンズリーグで4回、クラブW杯で3回栄冠を手にしている。スペイン代表としても数々の大舞台を経験し、2010年のW杯南アフリカ大会では決勝戦で決勝ゴールを記録し、母国の初優勝に貢献した。2012年にはUEFA欧州最優秀選手賞に選ばれている。

　抜群の足下の技術、ボールを受ける体の使い方、視野の広さなど、中盤の選手として世界トップレベルの個人能力を有する。神戸のパスワークの中心にいる名手を、仙台は何としても食い止めなければならない。