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　数々の大舞台を経験し、何度となくゴールを決めてきた名ストライカー。フェルナンド・トーレスは今季のJリーグを沸かせている一人である。

　スペイン生まれで、地元のアトレティコ・マドリードのアカデミー育ち。15歳でプロ契約し、16歳でトップチームに昇格した。同クラブで2001年から2007年まで出場した公式戦は200を越える。イングランド・プレミアリーグのリバプールやチェルシー、イタリアのミランでもプレーし、2015年からアトレティコ・マドリードに復帰した。この間、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグでも活躍。スペイン代表でも2010W杯や2008欧州選手権で優勝を経験するなど、輝かしい実績を誇る。

　味方のラストパスへの反応速度が素早く、少し引いた位置からでも加速して合わせ、ゴールに結びつける点取り屋だ。今夏に鳥栖へ加わり、大きな話題となった。天皇杯4回戦・神戸戦で来日初ゴールを決めると、明治安田生命J1リーグ戦でも、第24節・G大阪戦で得点した。仙台は彼がデビューしたJ1第17節同様に、このFWを抑えこみたい。