VP EYES

リーグ再開!「進」化を見せろ
立ち位置を重視し、より攻撃に重心を置くサッカーを展開する横浜FM。
DFライン背後のスペースを突き、精度の高いカウンター攻撃を仕掛けろ。

 明治安田生命J1リーグは約2ヶ月の中断を終えて、いよいよ再開する。リーグ中断期間中、仙台はJリーグYBCルヴァンカッププレーオフステージを戦ったが、惜しくも準々決勝進出はならなかった。しかし天皇杯は2回戦でJ3群馬に西村のハットトリックで3-0と快勝。7月11日に行われた3回戦ではJ2大宮とアウェイで対戦し、MF23中野嘉大が得意のドリブル突破から挙げた1点を守り切り、1-0で勝利し、ラウンド16(4回戦)へと駒を進めた。また、この期間中にG大阪からMF15矢島慎也、神戸からFW41ハーフナーマイクが期限付き移籍加入した。矢島はU-23日本代表、ハーフナーはフル代表の経験を持つ逸材で、活躍が大いに期待される。

 リーグ中断明け最初の試合は、ホームで横浜FMと対戦する。今シーズン、横浜FMとはルヴァンカップグループステージで2回対戦しており、1勝1分け。なお、今回の対戦後、8月22日の天皇杯ラウンド16でも対戦することが決まっており、今シーズンはあと2回戦うことになる。

 横浜FMは現在13位。今シーズン、就任したポステコグルー監督は仙台同様立ち位置を重視したサッカーを志向し、仙台以上に攻撃に重きを置いている。非常に前掛かりなポジショニングが特長で、GK21飯倉大樹がペナルティエリア外でプレーする時間帯が長いことからもいかに攻撃的かが分かる。

 ルヴァンカップでもゴールを奪われたFW7ウーゴヴィエイラや、MF20オリヴィエブマル、中盤の位置から攻撃に積極的に絡んでくるMF33ダビドバブンスキーなど外国籍選手の個人能力は警戒する必要がある。また中盤の核であるMF14天野純は長短のパスで攻撃にリズムを作れて、プレースキックの精度が高く、活動量も豊富で注意が必要だ。

 横浜FMは非常に前掛かりなので、DFラインの背後に広大なスペースがあるのも特長だ。仙台はこの中断期間中、精度の高いカウンター攻撃にも磨きをかけてきた。ワールドカップで再三見られたようなチーム全員が同じ絵を描く美しいカウンターでゴールを奪えれば最高だ。もちろんパスをつなげる展開であれば丁寧につなぎたい。好調の中野をはじめ、馬力のある突破が魅力のFW20阿部拓馬や、ペナルティエリア脇のスペースを有効に使えるFW30西村拓真、流動的に動き決定機を作り出すFW11石原直樹ら攻撃陣の活躍に期待がかかる。

 横浜FMは洗練されたサッカーを見せるチームだが、流れを見極め、試合をコントロールすれば勝利は近づく。リーグ中断前から「進」化した姿を見せ、中断明け初戦、勝利をつかみ取ろう。