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GK 21 関 憲太郎 Kentaro SEKI

1986年3月9日生まれ 178cm / 78kg 群馬県出身
神流小→北中→前橋育英高→国見高→明治大→ベガルタ仙台(2008年加入)→横浜FC→ベガルタ仙台(2013年復帰)

一層の「進」化を遂げた守護神。
攻撃の起点の意識高まる。

 今シーズンでプロ11年目を迎えたGK関憲太郎。今シーズン在籍するGKの中では最年長となる32歳。さらに今シーズンは他3名のGKがいずれも身長190cmを越える選手で、競争はより激しくなったが、身長178cmの関は彼らに負けない大きな存在感を誇り、仙台の守護神として君臨している。

 昨シーズン、仙台に在籍したものの度重なる負傷により引退を発表した平山相太氏は国見高時代の同級生。「自分の分まで長く現役を続けて欲しい」と語る平山氏の想いも胸に戦うシーズンとなった。

 そうして迎えた今シーズン、関はプレーを微妙に変化させている。ボールを取った後のフィールドプレーヤーへのスローイングやパス、フィードまでの時間を意図的に短くしようとしている。フィールドプレーヤーが前へ上がって行くのが遅い時には、声を出して早く選手を動かそうとしている。GKの位置から攻守の切り替えを早くすることで、相手が守備陣形を整える前に、素速く攻撃に展開できるようになる。またキックの質も大きく向上。仙台のサッカースタイルの変化に対応し、攻撃の起点としての意識を高め、32歳となった今も挑戦を続けている。

 「進」化の歩みを止めず、新しいプレースタイルも貪欲に取り込んでいく関。今日も鉄壁の守りだけでなく、攻撃でもチームに貢献して欲しい。