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　富山第一高から加入し、プロ3年目を迎えた西村拓真。昨シーズン秋にJ1リーグ初ゴールが生まれたが、今シーズン公式戦初ゴールがようやく生まれた。

　ルヴァンカップ大宮戦、1点リードで迎えた57分。奥埜博亮からのパスを左サイドで受けた西村は相手DFとの1対1で、粘る相手を何度もフェイントを入れながらのドリブルで振り切って、ゴール前まで一人でボールを持ち込んで見事にシュートまで持ち込んだ。圧巻のドリブル突破でスタジアムを大いに沸かせ、このゴールが決勝点となり、勝利に大きく貢献した。

　西村は仙台加入直後は直線的な勢いの良いドリブル突破は得意だったが、プレーの選択肢が少なかった。プロ入り後居残り練習で様々な技術を磨き続け、プレーの幅を少しずつ広げていった。2年目に入ると、周囲の選手とのコンビネーションでチャンスを作れるようになり、公式戦の出場機会を得て秋にはゴールも奪うことができた。今シーズンも日々の練習から全力で取り組み、居残り練習も欠かさなかった結果が、見る者を驚かせるゴールへと結びついた。仙台を代表するストライカーになるべく、日々成長を遂げている。

　西村はこれまでゴールをアウェイ戦で記録しており、ユアスタでのゴールがまだ無い。ユアスタの仙台サポーターの前でゴールを決めて、大歓声を浴びる姿をぜひ見たい。