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GK 35 イ ユノ LEE Yunoh

1999年3月23日生まれ 190cm / 88kg 大韓民国出身
中東高(大韓民国)→ベガルタ仙台(2017年加入)

フレッシュなGKは、
若さを前面に押し出してプレーする。

 ベガルタ仙台に、フレッシュなGKが加わった。

 今季のチーム始動時から練習に参加し、国際移籍が可能になった18歳の誕生日を迎えた3月23日に、正式契約。韓国の中東高校から、日本という全く異なる環境で、プロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせることとなった。

 190cmの恵まれた体格を持つ。小学校の頃は小柄だったというが、「意識的に体のことを改善しようと思い、一日の食事量を増やすなどしました」とした結果、身長が伸びるなどしたという。ゴールマウスの前に堂々と立ちふさがるだけでなく、ジャンプ力もあり、広範囲をセーブできるだけのポテンシャルを持っている。

 そして、ゴールキーパーとして、自らを伸ばす場所として、Jリーグを選んだ。今のJリーグには、韓国代表経験者も数多くプレーし、活躍している。イユノもそのことは意識し、「自分の最終目標は、ベガルタ仙台で活躍して韓国代表になること」と公言する。

 その仙台を選んだのは、「監督やコーチが自分の実になる指導をしてくれたこと、仲間たちが外国人の自分に対しても好意的なこと」が理由だという。このチームでは、関憲太郎、シュミットダニエル、石川慧といった、良き先輩でありライバルとなる選手たちがいる。「選手一人ひとりに個性があって、みんな違ういいものを持っています。三人のいいところを盗みながら競争に入っていきたい」と、仲間に学びながら、切磋琢磨することを目指す。

 イユノのプロ生活は、始まったばかり。今は、トレーニングで基礎能力から徹底的に磨き上げ、試合出場に向けた競争への準備段階といったところだ。

 まだまだ荒削りであることは間違いない。しかし、Jリーグという舞台、仙台という環境でどのように成長するのかが楽しみな存在でもある。原石は、この街でどのように磨かれるだろうか。