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「V PRESS」

MF 28 佐々木 匠 Takumi SASAKI

1998年3月30日生まれ 166cm/59kg 宮城県出身
ベガルタ仙台ジュニア→ベガルタ仙台ジュニアユース→ベガルタ仙台ユース→ベガルタ仙台→徳島ヴォルティス→カマタマーレ讃岐→レノファ山口FC→ベガルタ仙台(2020年復帰)

チームのためのプレー増加。
J2での経験を生かす時。

 前節・名古屋戦で、2月の開幕戦の名古屋戦以来の先発出場を果たしたMF佐々木匠。苦しいチーム状況の中、再び技術の高さを生かした攻守への貢献が求められている。

 佐々木は2017シーズンの途中から徳島、2018シーズンは讃岐(当時J2)、2019シーズンは山口とJ2リーグ3クラブを渡り歩き、経験を積んできた。徳島ではなかなか出場機会を得られず、讃岐ではチームの主軸として1年通して活躍できたが、チームはJ3へ降格。山口では負傷もあった中で奮闘を見せ、J1の舞台に戻ってきた。

 開幕当初はコンディションも良く、順調な滑り出しだったが、コロナ禍での中断を経て、リーグ戦再開後はコンディションが上がらず、出場機会がなかなか来なかった。しかし10月に入ると第21節・川崎F戦で途中出場。短い時間ではあったが、状況を変えようと奮闘を見せ、名古屋戦では先発を勝ち取った。ゴールに絡むプレーは出せなかったが、前からプレスに行ったり、自陣に戻って球際で戦ったり献身的に守備をし、決定機をつくり出そうと奮闘。チームのために戦おうという姿勢を強めている。

 厳しいチーム状況だが、J2クラブ在籍時もさまざまな苦難を味わってきた。今こそ、そうした経験を生かす時だ。ドリブルやパスの技術の高さを生かして得点に絡むためにもまずは周りを生かして、ぜひチームの苦境を救ってほしい。