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VP EYESMATCHDAY PROGRAM
「V PRESS」

全員の力を結集!勝利をつかめ。
ペトロヴィッチ監督の下、継続性あるチームづくりをおこなう札幌。
コンパクトな陣形で相手の攻撃を防ぎ、攻撃陣の個性を生かしてゴールを奪え。

 ユアテックスタジアム仙台についにサッカーが、そして、ベガルタ仙台が戻って来た。7月8日の第3節・浦和戦は明治安田生命J1リーグ再開後最初のホームゲーム(リモートマッチ)となった。仙台は小気味よいリズムのパスワークを見せて決定機をつくったが、前半終了間際に失点。しかし、後半開始早々の49分、FW11赤﨑秀平のクロスボールから、FW42山田寛人がJ1初ゴールを決めて同点に追いついた。その後も決定機はつくったが決めきれず、83分に失点し、1-2で悔しい敗戦を喫した。中3日でおこなわれた12日、第4節・横浜FC戦も、前半相手に先制を許す苦しい展開だったが、57分、左サイドからゴール前へと入ってきたFW29アレクサンドレゲデスが、DF4蜂須賀孝治のロングパスを受けてゴールを決めて同点とし、1-1の引き分けで勝点1を得た。J1リーグ再開後最初の中3日3連戦は1勝1分け1敗という結果に終わったが、いずれの試合も木山隆之監督の目指す攻守にアグレッシブに戦う姿勢がはっきりと見えた試合だった。

 再びホームに戻った仙台は札幌と対戦する。札幌はペトロヴィッチ監督就任3年目。攻撃的なスタイルはすぐチームに浸透し、就任1年目の2018シーズンはJ1リーグ4位と躍進。昨シーズンはJ1リーグ10位に終わったが、JリーグYBCルヴァンカップで準優勝と健闘を見せた。今シーズンは大きく選手を入れ替えず、継続性を持ったチームづくりを行っている。

 やはり強力なのは攻撃陣。FW48ジェイ、FW9鈴木武蔵のパワーとゴールセンス、MF18チャナティップの華麗な足技と絶妙な位置取りは脅威だ。ゲームメーカーのMF8深井一希、MF27荒野拓馬や、DFラインから積極的に攻撃に絡んでくるDF3進藤亮佑、DF5福森晃斗にも十分注意しなければならない。守備陣は長く正GKとして活躍してきたクソンユンが大邱FC(韓国)に移籍したが、ベテランGK1菅野孝憲が安定したパフォーマンスを誇っている。

 仙台としてはまず全体をコンパクトにして、バランスの良い守備で強力な攻撃陣を抑え込み、中盤やDFラインから上がってくる選手もしっかり捕まえたい。そしてこちらも強力な攻撃陣の個性を生かし、得点を奪いたい。既にゴールを挙げているジャーメインや山田、アレクサンドレゲデスの他、赤﨑、FW15西村拓真やFW20長沢駿らのゴールにも期待がかかる。

 今節から再び中3日の3連戦を迎える。厳しい過密日程の中では、選手全員の力が必要だ。そしてこの試合からは強力な戦力である、仙台サポーターがユアスタに戻って来る。サポーターのみなさんを含めた全員の力を結集し、勝利をつかみ取ろう。