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VP EYESMATCHDAY PROGRAM
「V PRESS」

離れていても、心一つに。
元仙台大槻監督の下、能力高い選手生かし上位を狙う浦和。
攻守にバランス良く戦い、アグレッシブさを見せ続けて連勝を狙え!

 2月22日の明治安田生命J1リーグ開幕戦から約4か月半、ホームスタジアム、ユアテックスタジアムにいよいよサッカーが戻ってくる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、かつてない長期間の中断を強いられたJリーグだったが、6月27日にはJ2リーグが再開し、J3リーグも開幕。そして7月4日にはJ1リーグも再開した。仙台はアウェーで湘南と対戦。立ち上がり3分にFW19ジャーメイン良のゴールで幸先良く先制し、その後も多くの決定機をつくった。後半は今シーズン1試合5人までの交代が可能となったことで、効果的に選手を入れ替え、守備も全員体を張って終盤のピンチをしのいだ。とりわけ仙台ユース出身新人GK24小畑裕馬の安定感は素晴らしく、ファインセーブと高い精度のキックを見せ、攻守両面で貢献した。こうして再開初戦を1-0と快勝し、中3日で迎えるホーム戦。対戦相手に迎えるのは浦和だ。

 浦和とは2月16日のJリーグYBCルヴァンカップグループステージで既に対戦している。キャンプから積み上げてきた攻撃的なスタイルで臨んだ試合だったが、前半J2新潟から移籍加入したFW45レオナルドに2ゴール、FW14杉本健勇に1ゴールを許し、3失点。仙台もMF30田中渉の2ゴールで点差を縮めたが、後半も杉本とMF11マルティノスにゴールを許し、2-5で敗れた。

 2011シーズンに仙台でヘッドコーチを務めた経験もある宮城県仙台市出身の大槻毅監督は、選手の個人能力を最大限に生かしつつ、昨シーズン以上に組織を整備し、上位進出を狙っている。前節はホームで昨シーズン、J1リーグ優勝の横浜FMと対戦し、0-0の引き分けに終わっている。

 今シーズンは過密日程の上、J2降格が無くなり、さまざまなチャレンジがしやすくなったので、浦和も前節と同じ選手が出場するかどうかは分からない。前述のレオナルドは前節ベンチ外だったが、今節出場すれば脅威の存在。また、対仙台戦で多くのゴールを挙げているFW30興梠慎三や、元仙台FW9武藤雄樹も健在だ。守備陣も対人プレーの強さとキック精度の高さを誇るDF31岩波拓也を中心に、攻守に質の高い選手が揃うのは間違いないだろう。

 仙台も前節とメンバーが大きく変わる可能性があるが、攻守にアグレッシブに戦うという基本スタンスは変えずに戦いたい。前節は途中出場だったFW29アレクサンドレゲデスや、FW11赤﨑秀平などが、それぞれの持ち味を生かして戦い、前節のような攻守にバランスの良い状態を保てば、こちらが主導権を握れるだろう。

 リモートマッチとなるこの一戦。サポーターのみなさまにはぜひDAZNをご覧いただきながら、声援を送ってもらいたい。離れてはいるが、選手たちは仙台サポーターの思いを汲んで、最後まで走り抜く。選手とサポーター、心を一つにして大事な一戦、勝利へと突き進もう!