2019明治安田生命J1

2019明治安田生命J1 第1節 浦和レッズ 2019年02月23日 (土) 14:04 キックオフ ユアテックスタジアム仙台

試合終了
HOME ベガルタ仙台
0 - 0

0 前半 0

0 後半 0

AWAY 浦和レッズ

監督記者会見 

MATCH PROGRESS

試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
43分[警告] 3 宇賀神 友弥
13 平岡 康裕 57分[警告]
6 兵藤 慎剛 60分[警告]
6 兵藤 慎剛 → 10 梁 勇基 65分[交代]
73分[交代] 7 長澤 和輝 → 11 マルティノス
38 長沢 駿 → 19 ジャーメイン 良 78分[交代]
83分[交代] 30 興梠 慎三 → 19 アンドリュー ナバウト
89分[警告] 31 岩波 拓也

MEMBERS

スターティングメンバー
GK1シュミット ダニエル
DF13平岡 康裕
DF27大岩 一貴
DF2永戸 勝也
MF17富田 晋伍
MF6兵藤 慎剛
MF4蜂須賀 孝治
MF7関口 訓充
FW9ハモン ロペス
FW11石原 直樹
FW38長沢 駿
控え
GK21関 憲太郎
DF23シマオ マテ
MF10梁 勇基
MF14石原 崇兆
MF15吉尾 海夏
FW19ジャーメイン 良
FW20阿部 拓馬
スターティングメンバー
GK1西川 周作
DF31岩波 拓也
DF2マウリシオ
DF5槙野 智章
MF3宇賀神 友弥
MF8エヴェルトン
MF7長澤 和輝
MF10柏木 陽介
MF6山中 亮輔
FW14杉本 健勇
FW30興梠 慎三
控え
GK25福島 春樹
DF4鈴木 大輔
DF27橋岡 大樹
MF11マルティノス
MF22阿部 勇樹
MF29柴戸 海
FW19アンドリュー ナバウト

DATA

後半前半仙台 浦和前半後半
437シュート624
202CK211
11920FK221210
112オフサイド101
000PK000

○入場者数/18,567人
○天候/晴、弱風 ○気温/10℃ ○湿度/24%
○ピッチ/全面良芝、水含み ○時間/90分
○主審/佐藤隆治 ○副審/山内宏志 清野裕介

COACH INTERVIEW監督記者会見

 お疲れさまでした。いよいよ2019年のJリーグが始まって、我々の選手たちも1か月以上に及ぶ長いキャンプを経て、この開幕戦、あるいはここから始まる公式戦に向けて、毎日、真摯に前向きに取り組みながらトレーニングをしてきました。
開幕戦なので、現時点で我々がどれくらいできるかというものを考えると、もっともっといろいろなことをやりたいな、という思いが正直あるのですけれども、目の前のゲームに向かうパワーとか、ビッグクラブに立ち向かっていく反骨心といったものは、今日の90分でしっかりと見せることができたのかなと思っています。
それを可能にしてくれたのは、おそらく天皇杯の決勝戦とはおそらく真逆になるくらいの声援を送ってくれた我々ベガルタ仙台サポーターのおかげだと思います。この場を借りて、御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
少し大味な展開が続いてしまって、もう少しコンビネーションだとか、組み立てて前進だとかそういうことをやりたかったのですが、そこはこれからまた、良くなっていくことを期待してトレーニングしていきたいと思います。
ただし、今シーズンやるにあたって、我々がチームとして獲得しなければいけなかったこと、手堅い守備というものは今日のゲームでしっかりと表現できたと思います。こういう締まったゲームを続けていければしっかり勝点を取れると思いますし、ただ閉じこもっていただけで何もしていない、というゲームでもなかったし、しっかりチャンスも作れていましたし、しっかりした守備というものは、ちょっとした自信として、これからのリーグ戦に向かっていければと思います。

■新加入の兵藤選手と長沢選手を先発起用しました。その二人に求めたことと、できたこと、もっとこうした方がいいということを教えてください。

 ヒョウ(兵藤)に関して言うと、キャンプではボランチのポジションとシャドーのポジションを両方やっていて、今のチームのメンバーを考えた時に、まずはボランチでゲームを落ち着かせること、あるいは作ること、そういうものを期待して起用しました。
今週のトレーニングではもうちょっと前線に関わってチャンスを作れるシーンがあったので、願わくばそういうシーンが今日は出れば良かったのですが、おそらくそれは彼個人の問題ではなくてチーム全体の問題だと思うので、そういうものがこれからまた出していければと思います。
ちょっと疲労もあって足にきてしまってあの時間での交代になってしまいましたけれども、そこまでの彼のパフォーマンスというものは、守備でのファイトするところも含めて、非常に締まったものを見せてくれたのかなと思います。
(長沢)駿に関して言うと、まずは一番前にいるところで献身的に守備をしてくれる、スイッチを入れる、そういう作業を期待して獲得したのですけれども、そういうものを献身的にやってくれる選手だな、というものをあらためて感じました。
もちろんストライカーなので、一番の仕事はゴール。それができたかというと、今日はできなかった。でもおそらくふたつくらいチャンスがあって、どちらかは仕留められたんじゃないかと、おそらく本人が一番感じていたのではないでしょうか。守備のハードワーク、なおかつゴールを奪う、どちらが優先順位かは分かりませんが、おそらく両方をやってこそ本物のストライカーだと思いますので、そういうところを期待したいと思います。

■守備が引き締まった理由のひとつにボランチの選手のがんばりがあったと思います。椎橋選手がけがをした中で、今日出場した3人の選手のマネジメントはどうでしたか。

 富田は昨シーズンまでずっとキャプテンをやってくれていて、今シーズンを迎えるにあたってもちろん彼自身ともそういう話をしましたけれども、本人は今シーズンは一人のプレーヤーとして自分自身に向き合ってやっていきたいというような話があったので、今シーズンは彼にキャプテンをやってもらうことは、私の中では諦めました。
そして、そういういろいろな経緯があって、キャンプの中でもじょじょにスタメン、そうではないグループが分かれつつある中でも、非常に前向きに取り組んでくれていて、彼の本来得意ではない部分、前線へのパスの供給などにも非常にチャレンジしてくれていました。
実際に、椎橋がけがをした後で、どうなんだということもありましたけれども、私は全く心配はしていなくて、(富田)晋伍だったらあれくらいやれるだろうと思っていましたし、予想通りのボールハンティングだったりスペースの消し方だったり、というのは見せてくれたと思います。やはり彼の守備の才能がなければ、今日のゲームはもしかしたらなかったかもしれないと思いますし、それくらい無失点に抑えるところでの彼の役割は大きかったと思います。
ヒョウと代わって出た梁も、キャンプでは調子が良くて、いつでも使いたいと思わせてくれる選手でした。本当に彼も、しっかりと背中で引っ張ってくれる選手なのですけれども、今シーズンおそらくそうとうな覚悟を持ってくれていると思いますし、途中から出すときには「まずは守備から入ってくれ」という話をしたのですけれども、そういうタスクをやりつつも、一瞬の隙を突いてどこかで一つ二つ狙ってやろうという思いがあったと思うので、そういうところはさすがだなと思わせてくれるものがありました。
もともと経験値の高い3人なので、これくらいやれるのはおそらく当然だと思いますし、もっともっと、というところで欲張って、またこれからチームのためにやってくれるのかなというところを期待しています。

■昨年と比べて、永戸選手が3バックの一角に入ったときのプレーが安定したように思いますが、いかがでしょうか。

 昨年は実際に(永戸)勝也が3バックに入った場面はほとんどないので、昨年との比較というのは正直できないのですけれども、でも今シーズンにずっとキャンプからあのポジションでやって、彼の良さというものを発揮するための役割だということを認識させてトライさせてきました。
最初は戸惑った部分も多分あったと思いますけれども、日に日にプレーの整理が付いてきて、しっかりとパスを供給できる場所を探せています。おそらく、あとはちょっとした精度のところであったり、タイミングのずれをなくしたりしていければ、もっと相手のプレッシャーを回避して我々が前進できるようなシーンを作れるのかなと思っています。
あとはやはり、リスタートですよね。投げても蹴ってもあれくらいやってくれるので、その辺は我々の武器にしていきたいと思いますし、彼の左足というところにもっとフォーカスがいくように、チームとしても彼の能力が発揮できるようなシチュエーションを作って上げられればと思います。

■彼のディフェンスの面ではどうでしたか。

 もともと、人に強いです。対人能力はウイングバックをやっていてももともとある選手なので、それに関しては、今日も対人でほとんど引けをとっていないので、あれくらいはやって当然だと思います。別にそこが何か急に良くなった、というのはなくて、もともと守備の対人能力は高い選手だと、私は認識しています。