2019明治安田生命J1 第22節 FC東京 2019年08月10日 (土) 19:03 キックオフ 味の素スタジアム
0 前半 0
1 後半 0
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 33 | 林 彰洋 |
DF | 2 | 室屋 成 |
DF | 32 | 渡辺 剛 |
DF | 3 | 森重 真人 |
DF | 14 | オ ジェソク |
MF | 7 | 三田 啓貴 |
MF | 8 | 髙萩 洋次郎 |
MF | 18 | 橋本 拳人 |
MF | 10 | 東 慶悟 |
FW | 9 | ディエゴ オリヴェイラ |
FW | 11 | 永井 謙佑 |
控え
GK | 1 | 児玉 剛 |
DF | 5 | 丹羽 大輝 |
DF | 29 | 岡崎 慎 |
MF | 39 | 大森 晃太郎 |
MF | 45 | アルトゥール シルバ |
FW | 16 | ジャエル |
FW | 17 | ナ サンホ |
スターティングメンバー
GK | 24 | ヤクブ スウォビィク |
DF | 4 | 蜂須賀 孝治 |
DF | 23 | シマオ マテ |
DF | 13 | 平岡 康裕 |
DF | 2 | 永戸 勝也 |
MF | 17 | 富田 晋伍 |
MF | 8 | 松下 佳貴 |
MF | 18 | 道渕 諒平 |
MF | 7 | 関口 訓充 |
FW | 11 | 石原 直樹 |
FW | 9 | ハモン ロペス |
控え
GK | 22 | 川浪 吾郎 |
DF | 39 | 金 正也 |
MF | 5 | 椎橋 慧也 |
MF | 6 | 兵藤 慎剛 |
MF | 10 | 梁 勇基 |
MF | 37 | 中原 彰吾 |
FW | 38 | 長沢 駿 |
DATA
○入場者数/28,435人
○天候/晴、弱風 ○気温/29.5℃ ○湿度/60%
○ピッチ/全面良芝、乾燥 ○時間/90分
○主審/村上伸次 ○副審/木川田博信 森川浩次
COACH INTERVIEW監督記者会見
お疲れさまでした。アウェイの味スタだったのですけれども、最高の雰囲気を作ってくれた我々ベガルタのサポーターに感謝したいと思います。ありがとうございました。
「いかにして隙を与えずに、逆に我々が隙を突いていくか、そういう90分になる」というような話をして、選手を送り出しました。意図的に下がった前半のFC東京さんと、我々がそれを攻略しようか、カウンターを受けないようにどれだけ出ていったらいいのだろうか、いろいろなものを考えながら過ごした45分間でした。そして、(相手が)確実にギアを上げてくると予測した中で、我々が入った45分でした。
もしかしたら、あのPKを与えたのが唯一の隙だったのかもしれませんけれども、その後のPK(やり直し)の判定は非常に厳しいかなと思います。ルールに則って厳密にやれば、おそらくファウル、クバ(ヤクブ スウォビィク)のイエローカードですが、数10cm前に出ていって、ではそれが前に出ていなかったら止められなかったのかといえば、止めているのですよね。だから、そういうところまで加味して考えると、あれがファウルとなるというのならば、すべてこれからも、全試合でとってもらわないと、おかしくなるのではないかと思います。
新しいルールということも含めて、これはいい勉強になったといえば勉強になったし、勉強にしては痛い勝点を失ったな、という感じはしています。
もちろん我々も、決定的なチャンスを作れませんでした。でも、FC東京さんも、あそこ以外に何かあったのかというと、今振り返ると、そんなにあったとは思えないので、アウェイで首位相手に勝点1を取れたゲームだったと思っています。
選手にも「よくやった、ナイスゲームだった」という話をしました。これをまた、自分たちの次の一歩に進めるように、反省修正して、向かっていきたいと思います。
■本当に0-0が妥当な試合だったと思いますが、前半に相手が来ないだろうという中で、仙台もバランスを崩さず我慢しようというような入り方だったのでしょうか。
いえ、ゲームを進めていく中で、実際に我々のボールの失い方から、カウンターを相手に与えたのが、立ち上がりの10分、15分の間に1、2回あったのですよね。そこのシーンは、本当に相手の狙いを引き出してしまったので、そこの問題は何だったのかというと、我々の攻撃の時のポジションバランスだったので、そこはすぐにボランチの選手に伝えて、「こういうかたちでリスク管理をしてくれ」という話をしました。実際にそれをやると、思い切って前に人数をかけられないので、もう少し迫力ある攻めをやりたかったけれども、自重したというのが正しい見方だと思います。それはもう、90分を考えてのことなので、あれで我々が「それいけ」と言ってスコアを動かせれば当然いいのですけれども、90分をトータルで考えると、我々もそこは前半0-0でいっても構わないから、というようなところがありました。
逆に、後半に出てくるということは、想定して、それに対してのトレーニングを今週1週間してきたので、後半は「今週1週間のトレーニングをぶつけようぜ」というようなところで進めようとしていたゲームプランでした。
■最初の10分間にはまって危ないカウンターがあって、あれで(点が)入ってしまったら勝負が決まったかなと思うのですが、それを例えば、試合が始まる前の監督のイメージとしては、FC東京がそのようにやってくるということが頭にあったのでしょうか。
いえ、正直なところ、あそこまで下がるとは思っていませんでした。
もちろん、前の試合も見ていますし、前回のC大阪戦もそれが戦略的なところだと(長谷川)健太さんもおっしゃっていましたから、なるほどそういう90分だったなとはみていましたけれども、では我々がC大阪のようにボールを持つのに長けたチームかというとそんなことはないので、あそこまで極端に、というのは想像はしていませんでした。
でも、そうなったからといって、私も嫌なのは、ボールを持たせてくれるのに、ボールを渡すこともおかしな話だと思います。やはりサッカーは自分たちのボールをいかにして大事にやっていくかで、私もずっと、ここ何年かはそうやってきたのですが、今年はうまくいかない時期があって、今は少し守備を重視した戦い方をしていることは認めます。
それでも、目の前にボールがあるのに、お互いがセーブするからといって、では「どうぞ、どうぞ」となったら、もうサッカーじゃないですよね。あれだけ持たせてくれるのならば、リスク管理をしながら、しっかりと我々が相手のゴールに迫る、セカンドボールをしっかり拾えるようなバランスをとっていくという方が、賢明だと思ったので、そういうかたちにしました。
正直言って、あそこまでFC東京さんが下がるというのは、想像を超えていました。
■PKの判定のところは仙台からみれば不運だとは思いますが、リードされたあとのリアクションがちょっとうまくいかなかったのは、疲労の問題が1番でしょうか。それとも、精神的なものがあったのでしょうか。
まずは、狙いとしては、我々がもう少しサイドで数的優位を作って、攻めこみたかったというのがあって、そういったときにはゴール前のターゲットを増やすというところで、まず1枚目の長沢を入れました。その後に、新しく入ってきた中原を投入したのは、彼もボランチでのボールさばきに長けたものがありますから、彼のところでしっかりと時間を使って、相手を食いつかせて前進していくというシーンを期待していました。
ちょっと予想外だったのは、(中原)彰吾のところでのミスが多かったですね。それはちょっと、ゲームから離れていたことがあると思います。でも、今週1週間で、「さすがだな」と思うものを彼は見せてくれていたので、それを私は期待して投入しましたから、今日のチャレンジはうまくいかなかったかもしれないけれども、またこれからもトレーニングでそういう良いものを見せてくれれば、どんどんピッチに立つ資格はあると思いましたし、そういうことを期待して獲得したので、そういったものを、彼のストロングを利用しながら、我々がもっと高い位置をとっていって、最後は長沢とハモン(ロペス)でしとめる、ということができればベストだったなと思います。
でもそれができなかったのは、ちょっとしたミステイクのところと、勿論、疲労も含めてちょっとパワーダウンしたところは否めないと思います。