2019明治安田生命J1 第2節 横浜F・マリノス 2019年03月02日 (土) 13:03 キックオフ 日産スタジアム
2 前半 0
0 後半 1
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 21 | 飯倉 大樹 |
DF | 18 | 広瀬 陸斗 |
DF | 13 | チアゴ マルチンス |
DF | 44 | 畠中 槙之輔 |
DF | 16 | 高野 遼 |
MF | 8 | 喜田 拓也 |
MF | 10 | 天野 純 |
MF | 41 | 三好 康児 |
FW | 23 | 仲川 輝人 |
FW | 30 | エジガル ジュニオ |
FW | 9 | マルコス ジュニオール |
控え
GK | 1 | 朴 一圭 |
DF | 2 | ドゥシャン |
DF | 27 | 松原 健 |
MF | 6 | 扇原 貴宏 |
MF | 7 | 大津 祐樹 |
FW | 11 | 遠藤 渓太 |
FW | 20 | 李 忠成 |
スターティングメンバー
GK | 1 | シュミット ダニエル |
DF | 13 | 平岡 康裕 |
DF | 27 | 大岩 一貴 |
DF | 2 | 永戸 勝也 |
MF | 23 | シマオ マテ |
MF | 17 | 富田 晋伍 |
MF | 4 | 蜂須賀 孝治 |
MF | 7 | 関口 訓充 |
FW | 6 | 兵藤 慎剛 |
FW | 11 | 石原 直樹 |
FW | 38 | 長沢 駿 |
控え
GK | 21 | 関 憲太郎 |
DF | 39 | 金 正也 |
MF | 10 | 梁 勇基 |
MF | 14 | 石原 崇兆 |
MF | 18 | 道渕 諒平 |
FW | 19 | ジャーメイン 良 |
FW | 20 | 阿部 拓馬 |
DATA
○入場者数/22,751人
○天候/晴、弱風 ○気温/13℃ ○湿度/20%
○ピッチ/全面良芝、乾燥 ○時間/90分
○主審/上田益也 ○副審/西尾英朗 勝又弘樹
COACH INTERVIEW監督記者会見
お疲れさまでした。毎回、横浜とのアウェーゲームには非常に多くの仙台のサポーターが駆けつけてくれるのですけれども、今日も2500人近い仙台のサポーターが駆けつけてくれました。本当に、ありがとうございます。
リーグ戦に関して言えば、去年は横浜FMさんになかなか勝ててない状況が続いていて、今年もこの第2節で悔しい敗戦を喫してしまって、サポーターもがっかりさせてしまって、申し訳ないなと思っています。
ゲームそのものは、しっかりと守備から入って、そこから攻撃に転じていくというプランがあったのですけれども、前半の立ち上がりに1本、ゴール前を横切られたクロス、そこのピンチを相手のミスもあって何とかゼロで押さえられた。でもそのあと、我々がボールを奪った先に、サイドチェンジを2回して、逆にチャンスを作れた。そこで、我々が成功体験を得たので、そのイメージで奪った後に出ていけるかなと思っていたのですけれども、思いの外そこを探すことができず、あるいは前へボールを供給することができず、なかなか攻撃に出ていく時間を作れなかったのがちょっと残念だったと思っています。
最後は、ほとんどやり慣れていない4バックで点を取りにいくというかたちにトライしたのですけれども、選手はそこに対して非常に前向きに取り組んでくれましたし、最後にPKというかたちでしたけれども、ゴールを挙げることができたので、この石原ナオ(直樹)のPKによる1点が焼け石に水にならないように、次のゲームに向けて、勢いにして向かっていきたいと思います。
■今日はシマオ マテ選手が(加入後)初めて先発して、彼を入れて3-4-3と3-5-2を行き来するようなかたちにしましたが、その意図を教えてください。
まず、今シーズンに、多くの選手が入れ替わって、まず我々の基本的なチーム戦術を落としこむために、キャンプのところからずっと3-4-3でトレーニングを続けていました。そこで、右のシャドーでキャンプからずっとポジション争いをしていたハモン( ロペス)と(吉尾)海夏の二名が、今回のゲームに同時に出られないということがあったので、システムを変えることを考えました。
プラス、横浜FMさんのゲームを見たときに、我々の3-4-3で行くよりは、前を2トップにして、奪った後のボールの出どころを増やしたい、という狙いがありました。システムを変えた理由は、そのふたつです。
そして、シマオ( マテ)も練習ゲームでボランチにトライさせたのですけれども、非常にボール奪取にいいものを見せてくれたので、そこを今回は期待して、彼を3ボランチの真ん中に入れて送り出しました。
先程、冒頭に申し上げたように、前半の立ち上がりの大きなピンチ以外はいい守備ができていたとは思います。ただし、スコアを動かされると、心理的には焦れてしまうところがでてしまうので、そのあたりをうまくマネジメントできて、0-1でうまくゲームを進めていければ、また違ったものを見せられたと思います。
でも非常にタフに、3枚のボランチがスライドして、粘り強く守備をしようとしてくれたことには、満足はしていませんが、まずまずだったとは思います。
■攻撃に関して、なかなか前にボールを当てられなかった、あるいは溜められなかった。奪った後からの展開が監督も不満だったと思いますが、その点はどう分析し、どう直していきますか。
まずは、横浜FMさんの攻撃から守備への切り替えは早いと。それをいかにして外そうかというトレーニングは、してきたつもりです。まずはボール保持者に対する判断がなければ、周りの選手がまず見えるところを作って、見えているところにどんどん展開していこうと。ひとつ飛ばして潜っていければ、我々は数的優位になる。あるいは、多少判断がなくても、逆サイドに大きく振ってしまえば、我々には前進できるスペースがある、というところの狙いはありました。
そこも先程申し上げたように、前半に1回、右サイドから左サイドに大きく解放できて、左から右にまたサイドを変えて、我々はクロスに対して入っていくことができた。それを割と前半の早い時間帯にできたので、そういうイメージでやっていけるな、という思いはあったのですけれども、思いの外、やはりヘッドダウンしてしまうところもありましたよね。それは小さい局面の問題なのか、あるいはチームの全体像として問題があるのか、それは映像をしっかり見ながら分析していきたいと思います。
ただ、今言えるのは、やはりその局面でどれくらいボールを奪った瞬間に、自分から展開しようというようなポジションを取れた選手がどれくらいいたのかということを考えた時には、まだまだ足りなかったと思っています。それが、守備に回る時間が長くて、ホッと一息してしまうのであれば、それはそれで問題です。ただし、(シュミット )ダニエルからもしっかりとフィードで展開できるものがありますから、やはりそういうところを探して、しっかりポジションをとって、相手のプレッシャーを解放していくというところは、もっとトレーニングしていきたいと思います。
■裏のスペースを作るために引き込む狙いもあったと思いますが、その中でもあそこまで引かされて、ペナルティエリアの中に9人が来てしまう状況は、ある程度想定内だったのか、引かされすぎたのか、それはどちらでしょうか。
勿論、トータルの回数というか頻度でいえば、もう少し1メートルでも2メートルでも押し上げたところで守備がしたかった、という事実はあります。それでもああいうシチュエーションは来るということは、ある程度想定はしていたので、やはりしのぎきることはトレーニングもしてきましたし、ある程度は覚悟していた部分でもあります。
そこは、もう2メートルでもラインを上げるだけでも変わったので、そこに関してはやはり、奪った後のミスが多かったり、預ける場所がなかなか探せなかったり、というところは、しっかりと反省しなければいけないと思います。
でも、おっしゃったように、ある程度相手を引き込んで、出ていくスペースを生み出すという狙いは当然あったので、そこに対しての受け手と出し手の関係は、もっと突き詰めなければいけないと、今は思っています。