2019明治安田生命J1 第11節 サンフレッチェ広島 2019年05月12日 (日) 13:10 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
0 前半 1
2 後半 0
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
スターティングメンバー
GK | 1 | シュミット ダニエル |
DF | 39 | 金 正也 |
DF | 33 | 常田 克人 |
DF | 2 | 永戸 勝也 |
MF | 5 | 椎橋 慧也 |
MF | 8 | 松下 佳貴 |
MF | 4 | 蜂須賀 孝治 |
MF | 14 | 石原 崇兆 |
FW | 15 | 吉尾 海夏 |
FW | 9 | ハモン ロペス |
FW | 19 | ジャーメイン 良 |
控え
GK | 22 | 川浪 吾郎 |
DF | 23 | シマオ マテ |
DF | 27 | 大岩 一貴 |
MF | 6 | 兵藤 慎剛 |
MF | 17 | 富田 晋伍 |
FW | 11 | 石原 直樹 |
FW | 38 | 長沢 駿 |
スターティングメンバー
GK | 38 | 大迫 敬介 |
DF | 2 | 野上 結貴 |
DF | 5 | 吉野 恭平 |
DF | 19 | 佐々木 翔 |
MF | 3 | エミル サロモンソン |
MF | 40 | 川辺 駿 |
MF | 15 | 稲垣 祥 |
MF | 18 | 柏 好文 |
MF | 30 | 柴﨑 晃誠 |
MF | 16 | 渡 大生 |
FW | 20 | ドウグラス ヴィエイラ |
控え
GK | 1 | 林 卓人 |
DF | 23 | 荒木 隼人 |
MF | 17 | 松本 泰志 |
MF | 27 | 清水 航平 |
MF | 7 | 野津田 岳人 |
MF | 44 | ハイネル |
FW | 10 | パトリック |
DATA
○入場者数/12,180人
○天候/晴、弱風 ○気温/15.1℃ ○湿度/46%
○ピッチ/全面良芝、水含み ○時間/90分
○主審/飯田淳平 ○副審/西村幹也 鈴木規志
COACH INTERVIEW監督記者会見
お疲れさまでした。ホームでは、(JリーグYBC)ルヴァン(カップ)も含めると、ここ数試合負けがないというところで、選手もこのユアスタでプレーすれば勝点3を取れるのではないかというところも、もしかしたら芽生えつつあるのではないかと思います。
そういう空気感にしてくれているのは、間違いなくサポーターのみなさんの力であって、今日も、たとえばけがをした(関)憲太郎の横断幕を掲げてくれたり、最後にTシャツを配ってくれたりというところで、いろいろな彼らの思いというものをパワーに変えて戦うことができた1日だったと思います。本当に、ありがとうございます。 ゲームの入りはものすごく悪くて、本当につまらない失点をしてしまいました。ただし、日頃から言っているのは、1失点でおさえていけば、必ず最後に何かが起こせるというようなことを口酸っぱく言っていたのですけれども、実際に今日はそれを、ひっくり返すという最高のかたちで締めくくることができて、これも少し自信になるのかなと思います。それをやれた要因は、しっかりと攻撃の部分で、ゴールに向かいながらボールを動かせたというものがあったと思うので、そういうものもまた、成功体験のひとつなのかなと思います。
これでようやくリーグの3勝目なのですけれども、まだまだ逃した勝点というものがあるので、これから先にまたそれを取り戻せるように、気を引き締めて戦っていきたいと思います。
■松下選手は決勝ゴールを決めたほかにも、何度もいいスルーパスを通すなど素晴らしい活躍をしていました。開幕当初はなかなか試合にからめなかった松下選手がここまでできるようになった要因は何でしょうか。
最初は、我々のやり方、立ち位置をどうやって取ろうか、どうやってボールを動かそうかということに対して、彼も一生懸命に順応しようとしていたのですけれども、もしかしたら彼の良さが消えてしまった部分もあったのかなと、今に振り返ってみれば思います。
でもそこは、根気よく、コーチ陣も含めていろいろと彼にアドバイスしてきましたし、彼自身も何とか改善しよう、あるいはそれでも自分の良さをしっかり出そうというようなことをやり続けてくれました。
その中で、4-4-2になったタイミングと、彼が上がってきたタイミングが一緒なので、それが全てイコールとは思わないのですけれども、もしかしたら何らかの要因が底にはあるのかなとも思います。でも、間違いなく、彼のそういったスルーパスを出す力だとか、前線へのボールの供給というものは、非常に、非凡なものがありますから、そういうものを今日のピッチの中で出せた、そして最後はフィニッシュに関われた、彼もこれで自信になるのかなと思います。
あとひとつ付け加えるとしたら、フィジカルコンディションが非常に高まりました。去年にゲームに出ていない選手なので、それを戻すのに時間がかかったと思うのですけれども、アフターでもジャンプしたりスプリントしたりいろいろやっている中で、フィジカルコーチがつきっきりで彼のことをいじめているのですけれども、それも彼のパフォーマンス向上につながっているのかなと思います。
■1点を追いかける我慢の展開で、2人目の交代も我慢していたようでしたが、兵藤選手を入れたことがアシストにつながりました。あの決断の理由を教えてください。
まずは、リズムもテンポも、決して悪くはなかった。しっかりとゴールに迫ることができた、そして、何が問題なのかというと、最後のクオリティーのところで、それをどうやって覆すかということをベンチでコーチとも話しながらいろいろ考えていました。
まずは(長沢)駿を入れて、クロスに対する脅威を増すこと。そして、次の手を考えた時に、(吉尾)海夏もしっかり(ボールを)おさめてやれていたので、そこをどうしようかと思ったのですけれども、この間のルヴァン(カップグループステージ第5節・FC東京戦)でヒョウ(兵藤)も久々に90分出て、右のサイドハーフに入ったときに、あのように剥がすシーンだとか、逆にワイドに開いてサイドバックと2対1を作るような形を見せてくれていたので、そういうものを期待して、短い時間ですけれども彼に託したというものがあります。
実際に、彼の、相手のサイドバックの裏へのランニングで得点シーンを作ったと思うので、非常に素晴らしい活躍だったと思います。
■今日でだいたいリーグ戦の3分の1が終わりましたが、始まった頃と比べて、特に良くなったのはどのような点でしょうか。
選手、チームに、迷いがなくなっていると思います。たくさんの選手が入れ替わって、キャンプで位置からいろいろなものを構築していって、もちろん高まりつつあったものもあったのですけれども、どうしてもそこに結果がついてこなくて、選手ももしかしたら疑心暗鬼になって、ちょっと迷いがプレーにあったのは否めなかったと思います。
でもそれを少しずつ整理していって、ようやくチームとして1番やりたいことは何なのか、攻撃でも守備でも優先順位が何なのか、それをしっかりと整理することができたと。でも、優先順位も高いからといって、その瞬間にやれるとは限らないので、では次はどうするのか、という整理も、チーム全体として上がってきたと思います。
それが1番迷いなくプレーできている部分だと思うので、そういうものがピッチの中で、11人だけでなくベンチのメンバーも含めて、あるいはこの前のルヴァンカップのメンバーも含めて、全員で共有できているというものが、今は高まりつつあるものなのかなと思います。
■今日の逆転勝利は、今後につながると思うのですが、この(今季J1リーグ戦)3勝目の意味合いはどのようなものですか。
おっしゃったように、逆転勝ちできたことは非常に大きいと思います。前回ホームでやった(J1第9節・)G大阪戦も、同じように0-1からひっくり返したシチュエーションでしたけれども、今日は後半の最終盤でふたつ取ったということも大きかったと思いますし、やはり我慢強く、粘り強くやっていれば、最後にチャンスは来るということを、体験できたのは大きかったと思います。
あとは、今、ルヴァンカップとリーグ戦を並行して戦っている中で、ルヴァンカップは早々に(グループステージの)首位通過を決めることができました。その流れをリーグ戦の方に持っていこうという話をする中で、ここまではなかなかそれができなかったのですけれども、この間の水曜日にアウェイの東京の地で、狙いどおりに勝点1を取って、クリーンシートで首位通過を決めたことがすごく大きいと思っていて、その勢いや自信が今日のゲームにつながったと思います。まさに、チーム全体でつかみ取ったこの(公式戦)2試合の勝点4なのかなと思います。そういうものは間違いなくチーム、選手の自信になると思いますし、この前のG大阪戦が終わった後にも、これをきっかけにしなければいけないという話があったのですけれども、また今日のゲームもしっかりと、またこれから上がっていく転機にしなければいけないなと思います。