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試合日程/結果

2017 Jリーグプレシーズンマッチ ヴィッセル神戸

2017 Jリーグプレシーズンマッチ ヴィッセル神戸

2017年7月22日(土)18:33ックオフ ユアテックスタジアム仙台

入場者数 8,286人 天候 曇、無風 気温 27.4℃
湿度 83% ピッチ 全面良芝、乾燥 時間 90分
主審 中村 太 副審 宮島 一代 / 岡野 宇広
ベガルタ仙台 2 1 前半 2
1 後半 0
2 PK 4
2 ヴィッセル神戸
ポジション番号選手 選手番号ポジション
GK 21 関 憲太郎 先発 キム スンギュ 18 GK
DF 4 蜂須賀 孝治 伊野波 雅彦 39 DF
DF 27 大岩 一貴 岩波 拓也 5 DF
DF 50 増嶋 竜也 渡部 博文 3 DF
DF 34 椎橋 慧也 橋本 和 22 DF
MF 17 富田 晋伍 三原 雅俊 24 MF
MF 18 三田 啓貴 田中 英雄 17 MF
MF 28 佐々木 匠 松下 佳貴 23 MF
MF 23 中野 嘉大 小川 慶治朗 13 MF
FW 11 石原 直樹 渡邉 千真 19 FW
FW 20 クリスラン ルーカス ポドルスキ 10 FW
GK 1 シュミット ダニエル 控え 徳重 健太 30 GK
DF 32 小島 雅也 北本 久仁衛 4 DF
MF 7 奥埜 博亮 山口 真司 26 DF
MF 26 藤村 慶太 ウエスクレイ 8 MF
MF 31 茂木 駿佑 安井 拓也 35 MF
FW 30 西村 拓真 佐々木 大樹 40 MF
FW 40 ジャーメイン 良 大槻 周平 33 FW
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
  6分[得点] 19 渡邉 千真
  34分[得点] 19 渡邉 千真
  41分[警告] 18 キム スンギュ
20 クリスラン 42分[得点]  
21 関 憲太郎 → 1 シュミット ダニエル HT[交代]
  HT[交代] 10 ルーカス ポドルスキ → 35 安井 拓也
18 三田 啓貴 52分[警告]  
50 増嶋 竜也 → 26 藤村 慶太 59[交代]
17 富田 晋伍 → 7 奥埜 博亮 59[交代]
11 石原 直樹 → 30 西村 拓真 59[交代]
  60[交代] 24 三原 雅俊 → 8 ウエスクレイ
  67[交代] 39 伊野波 雅彦 → 4 北本 久仁衛
  70分[警告] 22 橋本 和
  74[交代] 17 田中 英雄 → 40 佐々木 大樹
20 クリスラン → 40 ジャーメイン 良 79[交代]
4 蜂須賀 孝治 → 31 茂木 駿佑 85[交代]
40 ジャーメイン 良 90+3分[得点]  
後半前半 前半後半
8 2 10 シュート 10 7 3
2 4 6 CK 4 1 3
7 9 16 FK 8 3 5
1 0 1 オフサイド 2 1 1
1 0 1 PK 0 0 0
PK1st2nd3rd4th
仙台(先攻) 31 × 40 × 30 ○ 7 ○
神戸 19 ○ 4 ○ 3 ○ 13 ○

<渡邉晋監督記者会見>

 お疲れさまでした。ユアテックスタジアム仙台の20周年という記念の試合で、今日はお昼くらいからいろいろなイベントがあって、マイナビベガルタ仙台レディースの試合があって、今日1日はユアスタの20周年を祝うような日だったと思います。
 その締めということで、我々トップチームのゲームがあって、神戸さんが遠いところをわざわざ来てくださって、誰が出るだとかという注目もあったと思うのですが、そういうシチュエーションを作ってくれた関係者のみなさんに御礼を申し上げたいと思います。
 それに加えて、こうしたゲームに大勢のサポーターの方が集まってくれました。そういった方たちにも、心から感謝を申し上げたいと思います。
 この中断期間で、前半戦で不具合があった部分、我々にとっての課題というものに対して、向き合ってきました。フィジカルの面でもハードなトレーニングを課しましたし、今までキャンプから含めてやらなかったようなトレーニングも、かなり積みました。それはもうすべて、我々が勝つためだと。仙台のサッカーが変わってきて良くなってきたということは耳には入るのですけれども、今年のテーマはストロングですから、やはり強くなるために、勝つためにやらなければいけない作業を、この中断期間でやってきたつもりです。
 その先にあるのはゲームの運び方で、今日のミーティングでも、「前半は必ず(失点)ゼロで行け」と言って送り出したのですけれども、6分に1失点目を喫してしまって、もうこれは大反省です。これでやはりゲームの重きは変わりますから、これはもうあってはならないことで、これをなくさなければいけないということで積んできたものが、その6分で崩れてしまったことは、大いに反省しなければならないと思っています。
 今日、一方で、自分自身にも課した課題があって、なるべく黙っていようと。とにかくこのゲームは選手たち、自分たちで作り上げて、先に取られたのならひっくり返すのも彼らだし、そのための話し合いも彼らにすべて委ねました。ハーフタイムにも私は何も言いませんでしたし、彼らが活発な意見を交わして、後半を迎えて、最終的にああいったかたちで同点まで持っていけたのは、これもまた彼らの力なのかなと思っています。
 この先にまた、いろいろなゲームがあると思いますけれども、選手たちが自分たちで今日に考え抜いて、解決策を見つけ出して、最後に追いついたということは評価したいと思いますし、それを今日のゲームの成果というかたちにして、後半戦に向かっていきたいと思います。

■同点ゴールを決めたジャーメイン良選手の評価と、彼を起用した意図を教えてください。

 まず、彼が(JFA・Jリーグ)特別指定選手であって、来季の内定が決まっているという状況で、今、本当に彼も、自分のチームやユニバーシアードの代表というすごくハードなスケジュールの中で、本当にちょっとした隙を見つけて仙台に駆けつけてくれました。せっかく来た以上は、まずは彼に何ができるのかをトレーニングで見たかったですし、実際にそのトレーニングの中で、彼の良さ、背後に飛び出す動きだとか、ゴールに向かう姿勢だとか、フィニッシュワークの精度、思い切りの部分、そういったものは、この1週間ちょっとの中で、十分に見せてくれたので、彼はこのゲームに出る資格はあるだろうというような期待を持って、出しました。
 願わくばもう少し長い時間で使って、どれくらいやれるかも見たかったのですけれども、15分くらいですか、その中で彼の能力の片鱗というものは多く見せてくれたのかなと思います。PKを取ったのも彼自身ですし、その前にもふたつみっつくらい、背後に抜け出してシュートを打つ、あるいはクロスを選択する、といったものも見せてくれました。今すぐにでも、また我々のチームに合流して、チームの力になってほしいと思いますし、間違いなく前線の競争というものを激化させてくれる存在ということをあらためて確認することができました。

■「なるべく黙っている」ということでしたが、実際の試合の中ではどれくらい我慢しましたか。

 すごくストレスが溜まりました。でも、これはもうこのゲームがあると決まった時点でそうやろうと私の中で結構前に決めていたので、そういう意味で腹もくくれましたし、前に立っていたらついついしゃべってしまうから、後ろのベンチに座っていたら黙っていられるかなといろいろ葛藤しながらやっていましたけれど、ストレスが溜まるものだなと思いました。
 でも、選手もいろいろ考えながらやってくれたと思うので、間違いなくそれがこれから先の成果になると思います。それを信じたいと思います。

■今回の課題となった、試合に入るときにも、特に指示はされなかったのですか。

 いえ、クラブハウスではミーティングをしました。それはいつもより短い時間で、送り出しました。「前半(失点)ゼロで行く」というのがすべてなので、それによってもしかしたら重心が後ろにいったかもしれません。でも重心が後ろに行くトレーニングを、この中断期間で積んできたつもりなので、そこでやはり失点を喫してはいけません。2失点目も、絶対にこのかたちでカウンターを受けてはいけないということを徹底的にやってきたはずなのにそれが出てしまったということは、もしかしたらまだまだトレーニングが足りないのか、トレーニングの質が悪いのか、そこは私自身も突き詰めなければいけません。あらためて課題として出たので、残念です。