2017 明治安田J1 第29節 川崎フロンターレ
お疲れさまでした。1週間前に、同じ場所で、同じ時間にキックオフがあって、そこからリーグ戦というかたちに変わりましたけれども、また川崎Fさんと相まみえることになりました。そこに、今回も大勢の仙台のサポーターに集まってもらいました。本当に、ありがとうございました。
ちょっと理解しがたい結果になってしまいました。もう少し落ち着いて、整理してから、何とか残りの5試合につなげていきたいと思います。
■まだ時間が経っていないかもしれませんが、後半の最後の5分間に3点を取られた原因は、監督にはどう見えましたか。
原因があるのは、あの5分の前ではないでしょうか。
前回、我々が1人多い状況で慌てて攻撃をしてしまって、相手にとって怖さを与えられないまま敗北してしまいました。今回は、前回よりももっと時間がありましたから、選手たちもハーフタイムに「慌てずにしっかりとボールを動かして攻めていこう」という話をしていましたし、私もそのように選手たちに背中を押して、選手たちを送り出しました。
ただし、それがあまりにも、ゴールに向かわない。意識も、動きも、パスも。ああなってしまえば、引っかけられるのが横バスですし、カウンターの餌食になるのは当たり前すぎて、横パスだけは引っかけられるなという話はしていたのですけれども、ちょっと、なぜあそこまでプレーが後ろ向きになったのが、1番理解しがたく思います。
■本当に信じられないような結果だったと思うのですけれども、42分に家長選手が退場するまでの試合は、非常にプランどおりに試合ができていたと思われますが、そこの手応えはいかがでしょうか。
(JリーグYBC)ルヴァンカップの2試合を受けて、自分たちが川崎Fさんを相手に攻撃においても守備においても優位に立っていたのがどういう状況だったのか、そこを休みの間に私の中で整理をして、今回のゲームにのぞんだつもりではいます。分かりづらかったかもしれませんが、システムを変えて、川崎Fさんに対してまず我々が守備にいけるかたちを作るということ、ビルディングアップで、落ち着きをもたらすこと、その2つを考えて、今日のような配置にしました。
おっしゃったように、前半に関しては、非常にうまく我々にとってはいいかたちで進んだのではないかと思います。前半は1-0にしましたけれども、それ以外にもビッグチャンスはありましたし、相手に1人退場者が出たというのも別にそれは偶然ではなくて、我々があのようなプレーをしたからこその退場を起こした展開だったと思います。
ただし、サッカーは90分なので、どれだけ45分が良くとも、終わってこのようになってしまえば、何も残らない。あらためてサッカーは難しいスポーツだな、という感じがしています。