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試合日程/結果

2017 明治安田J1 第19節 柏レイソル

<渡邉晋監督記者会見>

 お疲れさまでした。リーグ戦が再開して、また今日も大勢のサポーターに集まっていただきました。本当に最後の最後まで我々を鼓舞してくれたからこそ、最後の同点ゴールにつながったのかなと思います。感謝を申し上げます。ありがとうございました。
 この中断期間で少し戦い方の幅を広げようという狙いで、様々なトレーニングを課してきました。ここまでの18試合では、とにかくどんどん理想を追求しようということで、攻撃にどんどんフォーカスをしてトレーニングをしてきましたけれども、そこで失い方が悪かったり、カウンターを受けたりというところで勝点を逃してきましたから、それだけではなくて、自分たちがやりたいことができないときに、どのようにしてやり切るのか、そういうものもしっかり考えましょうというようなところでトレーニングをしました。
 そういうものは、今日は90分を通して披露できたと思います。非常に、締まったゲームができたのではないかと思っています。ただし、奪った先にやれることというものはもっとあると思うので、そのあたりはまた課題として次のゲームに向けて修正していきたいと思いますし、あとはリスタートのところも、まずはそのリスタートの与え方がどうだったのか、あるいはオーガナイズがどうだったのか、あるいは私自身、あのタイミングでもうクリス(クリスラン)を入れたかったのですが、ちょっと遅れてしまったので、入れられなかったというところも踏まえて、反省して、次の鹿島戦にのぞみたいと思います。

■中断期間での守備の修正について、ボールを奪われたときに戻る人数が前より多くなる場合もありましたが、そういう(新しい)やり方も加えた守備の手応えはいかがでしたか。

 まず、そのトランジション(切り替え)のところで、我々の攻撃バランスがどういうときにカウンターを受けて、ではどういうときにカウンターを受けないのかといったところを徹底的に整理をして、それによって多少攻撃の人数が減るようなシーン当然あるのですけれども、そこは今は割り切ろう、というところでトレーニングを積んできました。
 実際に、最後にオープンな展開になったところでは実際にカウンターを受けたところはあったかもしれませんけれども、そうじゃない部分ではカウンターでピンチを受けるシーンはありませんでしたし、前半は自陣でブロックを組む時間も少し長かったのですけれども、オーケーだということでトレーニングをしてきましたから、別にあれで何ら問題はないと。そこで決定的なピンチが実際にあったかというと、あまり思い出せないので、両方の守備の局面で、今日は非常に引き締まったゲームができたと思います。

■(先発の)シャドーに若い2人(西村と佐々木)が入りました。彼らの評価をお願いします。

 まず、守備のところで、シャドーが活動量を多くやらなければいけないので、そのあたりを期待して、若い2人をスタメンに起用しました。非常に中を閉じたところからのアプローチだとか、立ち上がりは少しばたついたところはあったのですが、全体的に落ち着いてからは、いい守備のスイッチを入れてくれたと思います。
 攻撃のところで、もっともっと全体が彼ら2人を見られるようなかたちになると、いいボールが入ったと思うのですけれども、今日はどちらかというとカウンターで出ていくときに、彼ら2人でチャンスを演出したり、実際に相手のボックスまでボールを運べたシーンもあったりしたと思いますので、悪くなかったと思います。
 ただし、彼ら2人の日頃のパフォーマンスを見ていると、もっとアタックのところで、イージーなミスが少ないとか、しかけたときに相手の脅威になるというところは、トレーニングではできているので、そのあたりは、もう少し次のゲームでは、出番があればチャレンジしてほしいと思いました。

■中野選手のゴールもありましたが、攻撃に手詰まり感もありました。監督はどう感じていますか。

 それが我々が苦心しているところで、枚数をかけたり圧力をかけたりして出ていければ、もっともっと局面で数的優位を作って、相手の怖いところに進入できたと思います。ただし、今はそれを、少しバランスを取りながら行こう、というような話をしていて、ただ実際に人数がかけられなくてもチャンスになるシーンはたくさんあるんですよね。
 では、それはどういうときなのかということを、もっとみんなが感じられるようになると、必要以上に人数をかけなくても、もっともっと攻撃で相手に脅威となるようなものを与えられると思います。では、それが何なのかというと、それぞれがいい立ち位置を取ったときに、チャンスにはなれると思うのです。そしていい立ち位置を取ったときに相手が食いついてきてくれれば、どこが空くよね、というようなものは、ずっとトライしてきていますから、やはりそのポジショニングを全員がとることが遅れると、手詰まり感というものはたくさん出てくるのかなという感じはしています。
 でも今日は、いろいろなものを選手が割り切るという作業をやった上で判断してああいうプレーをしたと思うので、そのあたりはある面尊重しながら、ある面もっとチャレンジできるのではないかというところをもっと整理して、次のゲームにのぞみたいと思います。