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試合日程/結果

2016 Jリーグヤマザキナビスコカップ 第6節 川崎フロンターレ

<渡邉晋監督記者会見>

 お疲れさまです。アウェイの等々力まで、たくさんのサポーターに集まっていただきました。心から感謝を申し上げます。
 直近のゲームの(明治安田J1 1stステージ第13節)湘南戦から三日間で準備をしてきたわけですけれども、その三日間の準備で非常に逞しいものを見せてくれていたのが今日のメンバーでした。しかしながら今日のゲームは一転してというか、全くそういうところが見られなかったことが非常に残念ですし、そういうところを出してあげることができなかったところは、私の力不足を感じています。
 湘南戦であれだけやれたものを全く今日は出せなかったというのは、メンバーが変わったからということは一切いいわけにはしたくありませんし、チームとしての完成度といいますか、誰が出ても我々が目指しているものをしっかりやれるような準備と、質の高さというものを、これからもっと突き詰めなければいけないと思いました。
 またすぐにリーグ戦がありますから、しっかりと気持ちを切り替えて、またしっかりと競争心を煽って、次のゲームに進んでいきたいと思います。

■ 失点したのが前半も後半も悪い時間帯で、ハーフタイムのコメントには「中途半端なプレーはしない」ということでしたが、そこらへんが今日の敗因になったと監督は見ていますか。

 前半の最後の失点に関して言うと、もちろんあの時間帯でしたから、シンプルに前方にボールを送りこんだ方がいいという判断も当然あって然るべきだとは思います。
 でも私自身も、そこはもう「(ボールを)握ろう」というような声がけをしましたし、実際に我々もそういうことにトライしていますから、そこは逃げることなくつなごう、というような勇気を持ったことを評価したいと思います。
 ただ、実際になぜボールを失ったのかというと、受け手の準備が遅いですし、関わる人間も少ないですし、そうなれば必然的にボールを失うだろう、といったところだと思います。
 もちろん、時間帯というものを考えたプレーも必要だったかもしれませんが、つなぐという判断をしたのであれば、一人、二人だけではなくて、全員がそのような意識を持って、相手の嫌なところにしっかり立つことが必要だったという感じがしています。
 後半の立ち上がりの失点の方が、やはり痛いです。0-1で推移をしていけば、もっともっと我々にチャンスが転がってくると戦況を見ていましたから、不用意な失点でした。詳細はもう一回映像を見て、しっかり反省と分析をして、後半の頭の失点というものは、時間帯も含めて不用意だったと思います。

■ 先週の試合(明治安田J1 1stステージ第13節湘南戦)で「守備のチームと思われているけれどもそうではない」というようなことをおっしゃいましたが、これまでのJリーグヤマザキナビスコカップの4試合ではわずか1失点でした。今日の試合では2失点しましたが、守備面で過信というか、「点は取られないんだ」という雰囲気があったのでしょうか。

 いいえ。逆に言うと、「点を取られない」という雰囲気を、自信というか確信に変えたいと常日頃思っているので、特に前半は、決定的なピンチもありましたけれども、ディフェンディングサードでしっかりと粘り強く守っていける時間帯が多かったのは、我々の強みなのかなと思って見ていました。
 だからこそ、先程申し上げたとおり、前半の1失点目に関して言うと、やはり失い方のところの問題が大きいと思っています。そのあたりをしっかりと、これからトレーニングを積んで、改善していかなければいけないと思いました。
 90分をとおして、もちろん攻撃に力を入れている中で、ボールをもっと握りたいということもありますけれども、相手の出方とか圧力というものをしっかり考えながら、割り切って守る時間帯も必要であって、そういったことを考えれば、しっかりとブロックを組んでいれば、大方やられるようなかたちはなかったと思いますので、そのあたりは逆に、先に失点をしてしまえば、ブロックを組んで守る時間は長くできませんから、そういった先に点をやらないことだとか、そういうゲームの流れ、あるいはコントロールというものを、もっともっと研ぎ澄まさなければいけない、と思いました。