VEGALTA SENDAI Official Website BACKNUMBER

試合日程/結果

2016 明治安田J1 1st 第12節 大宮アルディージャ

<渡邉晋監督記者会見>

 お疲れさまでした。12000人を越えるサポーターに今日も集まっていただきました。心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。
 「5月攻勢をかけよう」というような話を選手ともしていて、(5月)頭の川崎F、前節の福岡と、負けなしで来られた勢いを今日の試合にぶつけていきたいと思って送り出したのですけれども、結果的には勝点1も取れずに、非常に悔しいゲームになりました。
 お互いに4-4-2のマッチアップで、そこからどうやって立ち位置を変えていけば我々に利益が出るのか、あるいは守備のときにでもどのような関わり方をすればより高い位置でボールを奪えるのかということは準備してきたつもりなのですけれども、ちょっとそこがうまくいかなかったのが残念です。しっかりとこのゲームからまた反省と修正をして、次にナビスコを含めてまた3連戦があるので、そこに向かって準備していきたいと思います。

■ 攻守において遜色ないゲームでしたが、どういった差が勝敗に影響したのでしょうか。

 大宮さんとの差というよりは、我々がやろうとしていること、あるいはここ二試合でできていたことが表現しきれなかったことの方が、ウェイトとしては大きいのかなという感じがします。
 それが何かというと、まずは攻撃の時に、立ち位置を取るのが少し遅くなっていました。特に前半は、そうでした。そこからボールをどうやって動かしていくか、少し我々は今は理詰めでやっているのですけれども、ちょっとその先で、最終的に我々が破りたい相手の最終ラインの前の立ち位置が、ちょっとフラットになりすぎていたのかなというところが気になっていましたので、結果的にボールを入れても、なかなか背後を取れない、あるいははじき返されたセカンドボールを拾いきれないといったところは、そこが一番大きい原因があったのかなという感じはしていました。
 ハーフタイムにそこを修正して、後半は守備でも前から行けるように、攻撃で圧力をかけられるように、といったところは狙いを持って選手も表現してくれていたのですけれども、ちょっと失点の部分での、最終的なところでの詰めの甘さというものは、しっかりと反省しなければいけないと思っています。

■ 迷ったとは思うのですが、前節と先発メンバーを同じにした理由を教えてください。

 勢いを買いました。やはりこの2試合にいいゲームができていますし、前節は川崎F戦から二見と(石川)直樹のところだけ変えたのですけれども、また同じホームでやれますから、そういった勢いから、パワーというものは利用したいと考えていて、今日のスタメンと18人に決めました。

■ 今日はゴールシーンだけでなく、家長選手をちょっと気持ちよくやらせてしまった印象ですが、彼のケアはだいたいイメージ通りにできていた感じでしょうか。

 いえ、もっと蓋をしたかったです。
 前節は確か浦和を相手に今日のポジションで出ていたと思うのですけれども、ここ最近は中盤、2列目もやっていたので、どこに彼が入っていても彼がキープレーヤーですので、しっかりと蓋をしたいというトレーニングは今週もしてきました。
 ただしやはり、前を向かせるシーンがちょっと多かったかなという気がしていましたし、あとは彼が背負った状態でも、そこから反転を許してしまったシーンというものもあったと思いますので、やはり一番のキープレーヤーに対してもっともっとプレッシャーをかけなければいけなかったという反省は残っています。