2016 明治安田J1 1st 第9節 サガン鳥栖
お疲れさまでした。ゴールデンウィークの頭の休日のところで、大勢のサポーターがユアテックスタジアムに集まって我々を応援してくれたことに、感謝を申し上げます。
けが人もようやく戻ってきて、今のチームの状態を考えれば、ホームですし何とか勝点3を取らなければいけないゲームだったと思います。それを手にすることができずに、非常に悔しい思いと、サポーターにまた残念な思いをさせてしまって本当に申し訳ない思いと、ふたつの気持ちでいっぱいです。
■ PKの場面について監督の見解を教えてください。
これからいろいろ映像を見て、クラブとしてしっかり対応したいと思います。ここで何を言っても何も変わりませんし、判定も変わりませんし、結果も変わりませんし、ただ、あのプレー以外でも、我々からしてみれば、納得のいかないと言いますか、理解しがたい判定が多々あったので、そういったものは、クラブとしても意見書を提出したいと思いますし、レフェリーの方々もサッカーの向上というものを考えれば、きちんと見ていただきたいと思います。
■ 退場者が出て10人になってからのプランを教えてください。
まずは、FWを一人下げて4-4-1でオーガナイズしました。その中で、1点を取り返したいのですけれど、しっかりと後半の45分の中でそれを取り戻そうと。まずはしっかりと守備を整備すること、それをハーフタイムでは伝えました。
前半もそうですし、我々の2トップが相手の2センターバックにプレッシャーをかけて、前からボールを奪いに行きたかったのですが、1トップになってしまえばそれは難しい状況になるので、それは相手の2センターバックにボールを持たせてもいいと。そこからの配球に対して、4-4で網を引いている中で引っかけていこう、というような話をしました。
時間の経過とともに中盤を一人削って2トップにして、4-3-2にしようという話もしていましたので、そのシステムに変えることがどれくらいの時間になるのかというところも、戦況を考えていました。
ですので、もちろん最初の1点、それから退場というものも本当に残念なのですけれども、後半の2失点目というものが結果的に我々にとっては大きくのしかかってしまったと感じています。
■ 前半に鳥栖が前からアグレッシブにくることに対し、少しブロックを作って構えて、ということを考えていたのか、それともつなぎの部分がうまくいかなかったのか、どういった風に感じますか。
ブロックを組んで構えようとは考えていませんでした。逆に我々が、鳥栖さんがやったような圧力を守備においてはかけたかったですし、神戸戦も少し前がかりになるようなシーンも作れていましたから、相手のバックパスに対して我々も人を押し出して、ラインを上げてプレッシャーをかけにいくと。そしてそれでセカンドボールを拾うと。そういうような守備の狙いを持っていました。
どちらかというと攻撃の部分で、その圧力をシンプルに外そうと思えば、我々の最前線はおそらく2対2になる部分が多いですから、そこに対してボールを供給する、あるいはスペースに流しこむというようなものを、トレーニングからやっていましたし、ミーティングでも話をしていたのですが、ちょっとそこの手前の部分で、一つ二つ足元がおぼつかなかったり、あるいは判断が遅れたりというところがあったのは、結果的に圧力を受けてしまったということの原因のひとつだと理解しています。
■ 結果的に4月のリーグ戦は未勝利になったことは、どのように受け止めていますか。
5月からやり直すしかないです。