2016 明治安田J1 1st 第3節 鹿島アントラーズ
2016明治安田生命J1 1stステージ 第3節 鹿島アントラーズ 試合詳細
2016年03月12日 (土) 14:02 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
入場者数 | 15,826人 | 天候 | 曇、無風 | 気温 | 12.1℃ |
---|---|---|---|---|---|
湿度 | 35% | ピッチ | 全面良芝、水含み | 時間 | 90分 |
主審 | 西村 雄一 | 副審 | 中井 恒/穴井 千雅 |
![]() |
ベガルタ仙台 | 1 | 1 前半 0 0 後半 0 |
0 | 鹿島アントラーズ | ![]() |
ポジション | 番号 | 選手 | 選手 | 番号 | ポジション | |
---|---|---|---|---|---|---|
GK | 21 | 関 憲太郎 | 先発 | 曽ヶ端 準 | 21 | GK |
DF | 27 | 大岩 一貴 | 西 大伍 | 22 | DF | |
DF | 13 | 平岡 康裕 | 植田 直通 | 23 | DF | |
DF | 3 | 渡部 博文 | 昌子 源 | 3 | DF | |
DF | 5 | 石川 直樹 | 山本 脩斗 | 16 | DF | |
MF | 17 | 富田 晋伍 | 柴崎 岳 | 10 | MF | |
MF | 18 | 三田 啓貴 | 小笠原 満男 | 40 | MF | |
MF | 14 | 金久保 順 | 遠藤 康 | 25 | MF | |
MF | 10 | 梁 勇基 | 中村 充孝 | 13 | MF | |
FW | 7 | 奥埜 博亮 | 赤崎 秀平 | 18 | FW | |
FW | 9 | ウイルソン | 金崎 夢生 | 33 | FW | |
GK | 22 | 石川 慧 | 控え | 櫛引 政敏 | 1 | GK |
DF | 32 | 小島 雅也 | 青木 剛 | 5 | DF | |
MF | 26 | 藤村 慶太 | 永木 亮太 | 6 | MF | |
MF | 29 | 水野 晃樹 | カイオ | 7 | MF | |
FW | 8 | 野沢 拓也 | 土居 聖真 | 8 | MF | |
FW | 11 | 金園 英学 | 鈴木 優磨 | 34 | MF | |
FW | 20 | ハモン ロペス | ジネイ | 9 | FW |
試合経過(得点、選手交代、警告、退場) | ||
---|---|---|
14 金久保 順 | 8分[得点] | |
63分[交代] | 13 中村 充孝 → 8 土居 聖真 | |
66分[交代] | 18 赤崎 秀平 → 7 カイオ | |
72分[警告] | ■ 7 カイオ | |
7 奥埜 博亮 → 11 金園 英学 | 75分[交代] | |
■ 5 石川 直樹 | 79分[警告] | |
9 ウイルソン → 20 ハモン ロペス | 81分[交代] | |
■ 20 ハモン ロペス | 83分[警告] | |
86分[交代] | 33 金崎 夢生 → 34 鈴木 優磨 | |
10 梁 勇基 → 26 藤村 慶太 | 90+2分[交代] |
後半 | 前半 | 計 | 計 | 前半 | 後半 | |
---|---|---|---|---|---|---|
5 | 6 | 11 | シュート | 13 | 4 | 9 |
3 | 3 | 6 | CK | 11 | 3 | 8 |
5 | 13 | 18 | FK | 13 | 3 | 10 |
1 | 4 | 5 | オフサイド | 1 | 1 | 0 |
0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
<渡邉晋監督記者会見>
お疲れさまでした。3.11の翌日のゲームということで、5年前の今日、本来はユアスタで行われるべきゲームができませんでした。5年経って、今日、まずは本当に何事も無かったかのように、ここで鹿島戦が開催できたことに、我々は感謝しなければいけないと思っています。
今日、選手にミーティングで言ったことは「当たり前を当たり前と思わずに、日々暮らしていかなければいけないし、それを今日、ピッチにぶつけなければいけない」と。おそらく、5年前の3月11日以降、ユアスタに足を運べない人はたくさんいると思います。「そういった方々の思いをしっかり背負って、そういった方々のぶんまで、我々が戦わなければいけない」というような話をして送り出したのですけれども、今日の90分プラスアディショナルタイムに関していえば、選手は本当にそのような気持ちをプレーで表現してくれたと思います。
1日だけで何かが報われることはありませんが、今日の鹿島戦の勝利ということで、少しでも笑顔や感動を、被災地の方々、あるいはご遺族の方々に届けられることがもしできたのならば、我々は復興のシンボルとして、今一度踏み出すことができるのかなという感じがしています。
ただし、これが終わりではないので、今日のようなゲームをこれからもずっと続けていくこと、それが我々に課せられた使命だと思いますので、満足することなく、日々精進しながら、選手たちと一緒に歩を進めていきたいと思います。
■ 攻撃について、前節からの修正点と今日の感想をお願いします。
シンプルさを求めました。前節の反省として、うまくやろうとしすぎて、近いところを見て、その局面で相手の背中を取ろう、あるいはいなしてやろうというような意識が強かったのが、FC東京戦だったと思います。もちろん、そのようなトレーニングをずっと積んできているので、自分達のやりたいことを表現するというようなトライは、評価しなければいけないことだと思いますけれども、やはりそれによって我々が後手を踏んだのは、結果として出てしまったので、だったらどうしよう、といった反省を、この1週間で修正してきたつもりです。
その答えというわけではないのですけれど、相手の圧力があればそれをシンプルに外していこうというようなことで、多少大味な展開になっても、自分達がやりたいことができる時間帯まで、あるいはそういう局面になるまで我慢しようというようなことで進めた90分だったと思います。
そういった意味では本当に選手が、狙いを持って、あるいは共有して、シンプルにゲームを進められたことは、ひとつの我々の成長なのかな、という感じはしています。
■ 六反選手がけがをしましたが、代わってスタメン出場した関選手の評価をお願いします。
素晴らしいパフォーマンスだったと思います。
私も(関)憲太郎との付き合いは長いですし、彼のプレーの良さ、強みというものは知っていますし、今日のゲームに送り出すにあたって、私自身はなんら心配もしていませんでした。逆に言えば、これくらいのことはしてくれるだろう、という期待を持って送り出したつもりです。
そうは言っても、あれくらい押しこまれる中でも、憲太郎のビッグセーブがなければ、あるいはクロスに対する冷静な判断と、それによる決断と、そこに伴う技術というものがなければ、もしかしたら我々は無失点で終わることができなかったというのは、あると思います。
本当に久々のゲームとは思えないくらいの集中力の高さと、素晴らしいパフォーマンスを披露してくれたと思いますので、憲太郎自身もこれに満足することなく、また次のゲームに向けて、いい準備をしてほしいと思います。
■ 鹿島と去年のアウェイで対戦したときはリードしても押し切られてしまいましたが、それから押し切られない、押しこまれないようなチームを目指してきて、今日の試合でのチームの成長をどのようにとらえていますか。
まずは守備の面で、本当に局面で体を張ることだとか、球際で強く行くということだとか、そういったものは昨年からずっと求めてきたことなのですけれども、そういった戦いのベースの部分は、今日に90分プラスアディショナルタイムのところでしっかり示せた成果だったと思います。
あとは、その守備に関するとことの一つの整理としては、ディフェンディングサードでは必ずファーストディフェンダーを確実に決めましょう、もし決まらなければどうしましょう、というようなところも、前節のFC東京戦の2失点目の反省から、我々は今日、成長を見せることができたと思います。
昨年の鹿島のアウェイのゲームで2-0からひっくり返されたところからの成長も当然あると思いますけれども、前節からの成長の部分も、共通して持てるのかなと思います。
でも願わくば、何度かあったカウンターのチャンスでしっかりしとめること、それで止めを刺すことはできたと思いますので、そのあたりの精度だったり、回数を増やすことだったりというところは、もっともっと突き詰めていかなければいけません。逆に言えば、そういうところで守りの時間を減らして、もっと効果的な逃げ切りに結びつけられれば、より強いチームになれるのかなと思いました。
■ リーグ戦ではホームで久しぶりの勝利になりました。ホームでの勝利ということに関してはいかがでしょうか。
嬉しいです。やはりサポーターがあれだけ喜んでくれる姿、あるいは笑顔を見ていると、我々はここで勝たなければいけないな、というものを、あらためて感じさせられました。サポーターが試合前から素晴らしい雰囲気を作り出してくれていて、もちろんFC東京戦もそうだったのですけれども、その期待になかなか応えることができない日々が続いていて、サポーターの方もやきもきされていたと思います。
そこにプラスして、今日は特別な日ですから、そういうようなシチュエーションでサポーターと一緒に喜び合えたということは、本当に嬉しいです。
ただし、まだまだユアスタでのゲームはたくさんありますし、ユアスタこそが我々が勝利する場所なんだということを、しっかりと取り戻したいですし、そのような雰囲気をもう一度サポーターも作り出してほしいですし、一緒に戦って、この先のシーズンを進んでいきたいと思いました。