2016 明治安田J1 1st 第2節 FC東京
お疲れさまです。まずはホーム開幕戦で、16000人を越えるサポーターに集まっていただきました。心から感謝を申し上げます。
昨年にユアスタでなかなか勝てない日が続いて、今年こそが、ユアスタが、我々が勝利する場所だということを証明したいという話を選手ともしていましたし、そういうような一年にしたいというようなところでスタートした今日でした。
結果は出なかったので非常に悔しいですし、サポーターにも残念な思いをさせてしまいましたけれども、まだシーズンの先は長いですから、ここで下を向くつもりは全くありません。
また選手たちと一緒に一つひとつ構築していって、我々のスタイルを築き上げていって、その先に勝利をつかんで、もっともっとサポーターとたくさんの勝利を喜び合いたいと思っています。
■なかなか流れの中で決定機が作れませんでしたが、攻撃面についての感想を聞かせてください。
ちょっと、うまくやろうとし続けたかな、という感じがしています。FC東京さんの圧力というものは想定内でしたので、それを逆手に取れば、相手の背中を取 りやすいよ、というような準備をこの一週間にしてきたのですけれども、ちょっと見ている場所が近くになりすぎてしまっていて、奥行きの優先順位として一番 高いところを見逃してしまったのかなという感じがしています。
それは作りの中でもそうですし、ボールを我々が取った瞬間でもそうでしたし、ちょっとそれがもったいなかったなという感じがしています。後半はそこに修 正をかけて臨んだつもりではいたのですけれども、ちょっと相手に先手を取られて、そのあとに少し我々がボールを保持する中で、もう少し冷静にサポートのポ ジションを取ってやれれば良かったかな、という気がしています。
だからといってやることを変えるつもりは全くないので、またそれを高める作業をこれからしていきたいと思います。
■六反選手の負傷交代というアクシデントがなければ、三人目の交代で攻撃にどのように、あと一押しを加える予定でしたか。
野沢をベンチに用意させている状況でした。ですので、ロク(六反)が負傷したシーンを、私は見られていません。野沢にいろいろ戦術的な話をして、送りだそ うとしたところでのアクシデントでしたので、もう一枚カードを切れなかったのは、非常に残念だったなという感じはしています。
しかしながら、先程選手にも言ったのですけれども、誰かにアクシデントがあれば、それを補うのがチームですし、(関)憲太郎は突然の出番でも、冷静に対 応してくれたと思います。そこは本当に、常日頃に憲太郎が真摯に取り組んでいて準備をしているからこそだと思いますので、逆に言えばそこは我々の総合力を ひとつ示せた瞬間だったのかなという感じがしています。
■「前半にあまりに近くを見すぎてしまった」という話ですが、それでも前半の方が、 大岩選手のサイドチェンジから石川直選手のシュートなど決定機は作れていたと思うのですが、攻撃でいい時間帯の時に取りきるというためにどういったしかけ が必要なのか、何か考えていることはありますか。
もう少し、出し入れをするのか、あるいはシンプルに相手のゴール前を陥れるのか、その辺 の整理が必要かな、という感じはしました。前節の反省で、横浜FMさん相手に、取った後のボールの失い方が、後半は特に悪くて、そこを映像で確認しなが ら、あるいはトレーニングで落としこみながら、取った後にどういったところを見ようか、あるいは受けようか、というような一週間にしてきました。
うちの選手は本当に素直にそういうところに取り組んでくれるので、今日は逆に言うと、シンプルに前をとれたところが、前節の反省のように、ひとつ横を見 たり、ひとつ手数をかけたり、という方向に行ってしまったと思うんですよね。そこの整理で、それはもう相手があることですから、相手の背中を取るために、 一つ手数をかけるのか、あるいはシンプルにゴール前を陥れるのか、そういった整理をつけること、あるいはそういった共通理解を作ることができれば、もう少 し相手のゴール前を陥れるシーンというのが効果的に増やせるのかな、という感じがしていました。
■六反選手の、現時点での負傷の箇所や具合はどのようになっていますか。
今、ドクターに聞いたのですけれども、ちょっと骨に異常があるのかどうかというところが、現状わかりかねているという状況です。ただし、大事に至らないこ とを願っていますし、早急に検査をしていただいて、その結果というものを、我々の方にもフィードバックしてもらいたいなと思っています。
■足首のあたりを押さえていましたが。
足首です。