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試合日程/結果

2014 J1 第3節 ガンバ大阪

グラハム アーノルド監督
 勝てなかったことについては、落胆しています。しかしプレーを総括すると、2戦勝てるようなプレーができたと思います。
 全体的に、改善と進歩が見られました。ディフェンスも、強くいくことができたと思います。実際に相手のシュートの数もそれほど多くなかったので、そこはポジティブにとらえていきたいと思います。

■勝点1を取れたということについてはどう思われますか。
 やはり、勝点1を取れたことは、非常にポジティブにとらえています。勝点3を取れなかったことは非常に残念ですが。実際にも勝点3は取れた試合だったと思います。
 よく見ていただければわかるのですが、非常に大きい変化がこのクラブに訪れています。前の手倉森監督が6年間を指揮を執られた後に勇退され、外国から私が入ったわけです。でも、彼らは練習場でもみんな毎日ハードワークをしていますし、すべてのやっていることがだんだん良くなっています。ですので、しっかりと、このような、ボールをキープしながらプレーできれば、もっと結果は伴ってくると思います。  今日のゲームでも、G大阪といういいチームを相手に、主導権は握れたと思います。しっかりとそこで、自分たちが作っていたチャンスというものを、そこで生かし、そこで得点できれば、全体像は変わってくるわけです。しかし、パスやフィニッシュまでをしっかり練習していて、アタッキングサードに入ったときにどのようにプレーするのかを、これからもっとやっていきたいと思います。

■前半は左サイドを相手の選手に攻められましたが、後半は逆に押しこむ場面が増えました。ハーフタイムにどういった指示を出されたのでしょうか。
 今週の水曜日にビルドアップを練習していたのですが、前半はちょっと我慢が足りなかったのかな、と。真ん中にこだわりすぎて、真ん中にボールを入れた時点で失ってしまった、という場面があったので。
 ハーフタイムには「サイドのスペースを使え」という指示を出して、ボールをまず回し、相手を揺さぶったところで、突いたスペースを生かすというような指示はしました。

■今季初の無失点で、前節と比べても決定的なシュートを打たれていません。守備で良かったのはどの部分でしょうか。
 ディフェンスでは強いということが、ここまで証明できています。(前々節の)新潟戦も、(前節の)鹿島戦も。セットプレーから失点をしているので、そこは良くしていかなければいけません。
 今日のような試合で無失点で終わることができたのは、非常にいいことです。なぜかというと、無失点で終わることによって、選手に自信がつくからです。  実際にコンパクトにディフェンスができていますし、ディフェンスラインも統率がとれています。ですので、この3試合で関が非常に重要なセーブをした場面というものは、1、2場面しか、正直な話、覚えていません。

■あと1点、というところでしたが、このままのやり方を続けていくのか、それとも何か変化を加えていくのでしょうか。
 最大の懸念となるのは、チャンスを作れないことです。実際にはチャンスを作れていたのですが、そこで得点ができていないことが今の課題です。チャンスを作り、得点をするクォリティを持った選手がいるわけですから、今のようにしっかり続けていければ、おのずとそれ(得点)はついてくると思います。